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スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #26 (2022年6月末版)

スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。

スパークスさんのnoteの記事です。

このように毎月の月次レポートをまとめた記事をつくられているところから、月次レポートに取り組まれている姿勢の一端が感じられます。


アクティブファンドはチームプレー

月次レポートは、ファンドの受益者がファンドへの理解の助けになる非常に重要なコミュニケーションの機会です。この積み重ねが投信会社、ファンドマネジャーへの信頼を高め、チームの結束につながると考えています。

ですから、ちょっとずつ、少しずつであっても、内容やデザインをより良いものにしようとする姿勢、行動は素晴らしい。そう感じています。その積み重ねがステキなチームを育てるものと信じています。

スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)

今回の月次レポートでは、ファンドの目指す2つの方向(一つは非財務情報の分析手法の高度化、もう一つはコーチング手法の活用のよる対話力の強化)のうち、非財務情報の分析手法の高度化について、投資先企業のインパクト(環境的・社会的などの影響)評価における観点であるSDGsとロ ジックモデルが詳しく説明されています。

清水さんがnoteで再編集した記事をつくられています。

そこで求められるのは「アウトサイド・イン」と呼ばれる手法です。これはまず社会課題に目を向けて、それを自社の経営戦略に組み込むというアプローチです。

会社の外側、外部環境を見渡して、自社の強みが社会課題の解決に活かせないか、と考えるわけですね。

「アウトサイド・イン」について考える際のツール、枠組みとしてロジックモデルが挙げられています。

note の記事には

例えばシスメックスの2021年の統合報告書に載せられている価値創造モデル(*4)はロジックモデルとしても成立する事例だと言えます。

*4)シスメックスレポート2021の19、20ページ参照https://www.sysmex.co.jp/ir/library/annual-reports/Sysmex_Report_2021.pdf

ということで、シスメックスさんの統合報告書が紹介されています。

提供されるサービス、商品がどんな付加価値を生み出し、それが課題の解決にどんなふうに貢献するか、結果、社会にどれだけの豊かさをもたらすことができるか、という視点。これには想像力も必要だと感じました。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)

投資先の #千葉銀行 さんが紹介されています。

「強い地方銀行」として当ファンドでは評価しています。

環境の認識、ファンドの評価ポイントは月次レポートでご覧ください。

スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

投資先の #クミアイ化学工業 さんが紹介されています。

次回も気合の入ったレポートを読めたらいいな。期待しています!

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