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【そうだ、模倣と因数分解を意識しよう。】

今日は母校早稲田大学の稲門会に参加させていただきました。稲門会はOBOGの集まりのような位置付けなのですが、ノルウェーにも早大卒の先輩方が何人かいて、先輩方とご一緒させていただいたという感じです。

物理的に人とあまり話す機会がない環境にいてつくづく思うのが、他の人の話を聞く大切さです。違う人生を歩んでいる人の話を聞くのはすごく勉強になるし、シンプルに「そんな生き方あるんだ」って聞いていて楽しいです。

僕に至っては多くの方々と違う方向を選んでいる身なので、こういう時に必ず感じるのは「僕は何をしているんだろう」です。こればっかりはこれからも付きまとってくる感情だと思うので、そんな感情の浮き沈みをしっかりと感じながら今日も明日も頑張ろうって思うしかなさそうですね。

もちろんこんな感情の上下運動は大事だと思っていて、そうじゃなきゃ心から感動できないだろうし、心から涙を流せないと思うからです。

さて、今日はそんな素敵な時間を過ごすことができたわけですが、本題の方へ。

▼新しいチャレンジに伴う壁とその対処法

意外にも僕は新しいことにチャレンジする男で、こうして他愛も無いブログを書き続けているのも一年前では考えられないことです。数年前まで遡って考えてみたのですが、だいたい年に1つは新しいことを始め、その代わりに古くなったことを辞めていることに気づきました。
#新しいことをするにはそのぶん時間的余白を作る必要がある

2週間前くらいからモリモリやっている絵の練習はその1つです。これに関しては、きっとこれからを左右するくらいに大きな目標のファーストステップなわけなのですが、やっぱり壁にぶち当たります。

もともと絵の素養など切り刻んだミジンコ以下なのですが、どうやったら上手くなるか考えるわけですよね。絵の上達方法はYouTubeやブログなどに沢山転がっていると思うのですが、僕は一切見ず我流も我流で黙々と鉛筆を走らせています。

ただ、ここには明確に理由があって普遍的な上達の仕方って意外と役に立たなかったりします。勉強法を記した書籍があまり好きではないのですが、これは「勉強の本質は自分にあった勉強法を見つけることだ!」という持論があるからです。失敗例は比較的汎用性があるのに対して、成功例には意外にも偶発性が付きまとっていたりします

だからこそ、僕はどんな風にやったら速く上達できるんだろうって思考を巡らすわけです。もし、仮に普遍的な方法があるとしたら、それは「圧倒的に量をこなす!」です。ただここにも落とし穴があると思っていて「”自分にあった方法で”圧倒的に量をこなす!」という枕詞を忘れてはいけません。

そこで、僕の特性なども考えてみて、きっと僕の上達を加速させるものがタイトルの「模倣と因数分解」です。

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▼圧倒的な模倣で記憶に刷り込む**

人の真似をするのが結構得意で、多分これは観察眼があるからなのだと思います。4人兄弟の真ん中ということもあって、上や下がどんな時に褒められて、どんな時に怒られるのかが反射的にわかるようになりました。だからこれまで怒られた経験はほとんどないし、大きな地雷を踏んだこともありません。
#つまらない平坦な道のりでした

これを活かさない手はないなということで、夜な夜な図書館で借りたカートゥーンの本をそっくりそのまま真似て描いています。ここで記憶がポイントになると思っていて、何も考えないでも描けるレベルになることが必要条件だと思いました。

何度も聞いている曲を知らぬ間に口ずさむように、、感覚から大さじ一杯を割り出せるように、、家のドアを開けた瞬間に晩御飯の献立がわかるように、、バスケットボールで目を瞑ってもシュートを決められるように、、それくらい圧倒的な量が必要です。とりわけ、バスケットボールのように「手」に記憶させるのは結構時間がかかると思います。
#手は毎日いろんな場面で使う関係上情報量が多過ぎて習得が遅くなるのかな

手の記憶に刷り込まれるくらいにやり込めば結構いい感じに上手くなると思います。

▼解体新書を作れるほどに因数分解

それから因数分解というスキル(というか作業)。難しそうなことがあったら事あるごとに因数分解をするようにしています。それは「憂鬱」の「鬱」に見るような見かけ上難しそうな漢字の書き取りでもそうだし、焼豚を作るという調理工程でも同じです。

パーツパーツの骨組みを分解して、「あ、ここはこんな風になってるんだ」と1つ1つ丁寧に咀嚼していけば、だいたいそれっぽくなります。プラモデルを分解していく感じ。

動物の絵でいえば、「馬の蹄ってこうなってるんだ」とか「鼻と目の位置ってここを意識すると上手く描けるんだ」という感じ。

総体で見ると難しそうに見えるものでも、分解していけば意外と難しくないんだなというのが最近感じる事です。「瞳に光が差し込んだ風に描けば可愛く見える」みたいにその発見を逐一メモっておく(#解体新書)とこれから生きてきそうな感じがしています。

なかなか上手くならなくてイライラするばかりですが、そういう時こそ「自分の方法論」を見直していくことが大切な気がしています。自分の方法論は逐一リバイスが可能なので。

そこにモノを極める楽しさが潜んでいるんだろうなとぼんやり思っています。
まずはソイツを見つけ出せるように頑張りますー!!

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