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結局、北欧はみんなの目標だった

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結局、北欧はみんなの目標だった
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最近「世界侵略のすすめ(Amazon Primeでも見れるぽい)」という映画を知って、早速昨日夜な夜な観てみました。
*ネタバレ結構あります。

マイケル・ムーア監督の映画で、彼自身が世界(ほぼヨーロッパの国)を飛び回ってその国の良いところをアメリカに持ち帰るという内容です。

2時間ほどの映画で、紹介された国は9カ国。単純計算で1カ国あたり13分しかないので表面的なところで終わってしまっていたけど、「世界にはこんなことをしてる国があるんだ!」っていうのを知る導入には良いと思います。

2015年公開の映画なので、若干古い(映像が荒かったのが結構気になった)から「へー」くらいに捉えると良いのかなと思いました。

紹介されていた9カ国。

イタリア🇮🇹
フランス🇫🇷
フィンランド🇫🇮
ドイツ🇩🇪
スロヴェニア🇸🇮
ポルトガル🇵🇹
ノルウェー🇳🇴
アイスランド🇮🇸
チュニジア🇹🇳

ここで注目したいのが3/9カ国が北欧の国であること。マイケル・ムーア監督がどうやって国を選んだかわからない(最後のシーンに出てくる、9カ国で見た良さはもともとアメリカから始まってた!みたいなオチに帰着させるために意図的にこの9カ国を選んだ?)けど、たくさんある国の中から北欧という小国から3/5カ国も紹介されているということに驚きました。

日本でもしばしば取り上げられる北欧ですが、他の国でもそういうところは結構あるんだなぁと思いました。

ざっくり取り上げられていた内容はこんな感じ。

フィンランド🇫🇮: 宿題がほぼない。それよりも放課後を遊んだり、友達と話したり、そういう時間に使ってほしい。答えのある問題に解を見出す(宿題)よりも、答えのない問題に対してどうやって自分で答えを見つけ説明できるか、という点に関しては全くの正論だなと思いました。フィンランドの方針は、(日本に応用させるかは置いといて)『教育』の本質について考えさせられるので好きです。

ノルウェー🇳🇴: パラダイスのような刑務所。アメリカのような罰するのではなくて、あくまでも社会復帰をするための場。ちなみに、この映像で出ていた刑務所の様子は、僕が前学期に授業に一環で訪問した刑務所とほぼ同じでした。
https://norr.jp/lessons-from-norwegianprison/

アイスランド🇮🇸:世界初の女性大統領を生んだ国として有名で、男女平等がほぼほぼ達成されている国。2020年のジェンダーギャップでは世界1位みたいです。多分ここ数年ずっと1位だと思います。インタビューの中でアイスランドの女性が語っていた、「私」中心ではなくて、「私たち」中心の社会、という言葉がすごく印象的。そんな包括的な全員を巻き込むシステムが実際に存在しているのは知る価値・学ぶ価値があるなと思います。

北欧以外で紹介されていた国で気になったのが、フランスの小学校の給食がコース料理ぽくなっていること。学生は美術館が無料だったりと、国総上げでお家芸の「食」「アート」の教育に力が入ってるんだなと思いました。

あとは、スロヴェニア。切り取り方としてはアメリカ人であっても大学授業料が無料という話でした。が、これに関してはノルウェーもそうなのであまり驚かない(もちろん授業料無料は世界でも珍しい国だけど)。

「違い」に価値があるとするならば、それは多様性であり、それを知ること、それを受け入れることはすごく大切なことだと思います。そんな新しい風が社会に化学変化をもたらすのだと思います。それが変化であり、変化しない社会・制度はその名の通り腐敗する。

一歩外に出てみると、そこがいかに他と「違う」かがわかるから、外に出てみるのは1つポイントになって来るんだと思いました。そこから新しい発見があって、そこから好奇心が生まれ、行動に移るのかな。

今回はアメリカ視点だったけど、日本視点でもこんなドキュメンタリー映画があれば良いなあと思いました。

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