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【「できることがあればお手伝いします!」という逆説】

結構シビアな内容なのですが、真理であると思うし僕自身まさに意識しなきゃいけないなと思うことです。

身の回りで素晴らしい活動をしている人がいるとして、その人の力になりたいことって往々にしてあると思います。僕もめちゃくちゃあって振り返っても沢山思い浮かびます。

ここで感情の思うがままに「できることがあればお手伝いします!」と言ってしまうとどうなるか考えてみました(あるいは言ってしまっていた時のことを思い出しました)。結果、逆効果だと思うのです。言われた側からしたら、すごく嬉しいし、応援してくれてる!という実感が得られることは間違いありません。

ただ、一方で言われた側は僕に「何」ができるかわからないわけで、それを探る必要性が生まれます。

「コイツは何ができるんだ?なるほど、カメラが少しできるのか。どれどれ、どんな写真を撮る人なんだろう。んーいまいちかな。今宣材写真は必要でもないから、今回は特にお願いすることはないかな。」

こんな感じ?ここで時間的なコストがかかってしまうと思います。根っからの親切心で言ったことがかえってその人の時間を奪うことになりかねないと思い、ゾッとしました。過去に心当たりがあるからです。

おそらく本当にその人のことを思っているなら、「〇〇、素晴らしいですね。ぜひお力になれることがあればと思っていて、僕は写真活動をしているのですが宣材写真などが必要であれば撮らせていただければと思います。」などと働きかけた方が良いと思いました。その人との距離感も鑑みて、実際にどんな写真を撮っているのかをポートフォリオを送ってみるとかも良さそう。

想像力はすごく大切だと思っていて、それは人に働きかける時に如実に顕在化します。いかに相手に負荷をかけさせないか、貴重な時間を奪わないか、そういうイマジネーションを働かせることは大切なはずで、しかしながらこれは一朝一夕では身につかないのも真理だと思います。

直感的に想像できることもあるけど、「勘」って結論経験の総体であると思うので、ここばっかは鍛錬なのかな。

どこまでも思いを馳せたその先に、きっと優しさがある。
そう思って、想像力を働かせる訓練を心掛けたいです。

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