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「面白い」をつくりたい。

ムンクの「叫び」は実は、描かれている人自身が叫んでいるわけではなくて、幻聴が聞こえたことで耳を塞いでいるだけだ、と言うことを知って叫びかけた松木蓮です。

ムンクの日記に証言があるようで、ある日の夕暮れ時に空が歪んで色が変わり、不穏な空気の中で叫ぶ声を聞いた様子が描かれているようです。

そもそも結構ありがちな誤解は、「ムンクの叫び」という作品があるわけではなくて、エドヴァルド・ムンクというノルウェーの画家が描いた「叫び」という作品というやつです。Skirkという作品名で、英訳ではThe Screamです。お間違えなく。


さて。
お笑い芸人になりたいと思ったことは一度もないのですが、人を笑わせたいと思うことは常にあります(こうみえて)。人の笑顔がたぶん好きなんですね。

だからもし僕に好きなタイプがいるとするなら、月並みかもしれませんが、笑顔が素敵な人だと思います。

そんなことはともかく、笑わせたい欲(笑われたい欲はない)は結構あります。実をいうと僕はこてこての大阪の血を引き継いでいるので、小さい頃からお笑いには近くにあって、それが影響しているのかもしれません。

とは言っても、大阪生まれだよと言うといつも決まって「嘘だ!東京の人にしか見えない」となぜか無条件にシティーボーイのレッテルを貼られてしまいます。

もちろん、顔芸で人を笑わしたいのではなくて、口先や行動で笑わせたいと思っていて、「コイツこんなことやってる、面白えな」みたいな感じッス。

それで、どうやったら人は笑うんだろうと考えてみました。結論は2つ。

- 意外性
- 新規性

こんなふうに難しそうに説明してしまうと、人は笑ってくれるはずなんてないのは百も承知なのですが、分析が好きなんだと思います。

「意外性」はとても大切だと思っていて、これは口先で笑いが起きる時に使われているような気がします。

話の流れの中に、起こり得ないことを言うと面白く聞こえるし、一旦普通の話をしてお客さんも次の展開が予想できた時に、それとは違ったオチに落とし込む。ジェットコースター理論とでも呼びましょうか。

位置エネルギー(普遍性)が大きい方が、オチを出した時の運動エネルギー(笑いの量)は大きくなる。

感覚的にこの意外性を使う芸人さんは結構いる印象です。

そして、新規性。これまでなかったようなスタイルの芸人さんって取り上げられることが多いと思います。結構前の話になりますが、エンタの神様が黄金期だったときは、これを芸風にしていた芸人さんをよく見かけました。体やビジュアルの新規性が多かったですよね。

僕が面白いを作るとしたら、たぶん誰も見たことのないことをやるしかなくて、それは文章しかり行動しかり。

文章でいえば、北欧をテーマにしたメディアで記事を書いているので、これまでの北欧のイメージにメスを入れるような記事(綺麗事だけじゃないリアルな北欧の一面)を書いていきたいですし、見たことのない動画(ノルウェー人100人に聞いた幸せの形)を作ってみようと思ってます。

もちろん、僕に作れる笑いがあるとするなら、それはお笑い芸人さんが作る笑いとはベクトルが違ったものになると思います。

ただ人を笑顔にする、ニヤッとさせる、心の中でクスクス笑わせる、と言う点では着地点は同じだと思ってます。

できるだけユーモア要素を取り入れながらものを書いてみたり、行動したり(内定辞退してノルウェーの大学院に来ちゃう!みたいなのとか)しているのですが、もうちょっと変化球が必要だなと思う今日この頃です。

下を見ながら歩く人を丸の内で沢山見てきたので、どうかそんな人たちが上を向くようなことをしていきたい。

くれぐれも、丸の内は僕が東京で大好きな街ですし、丸の内で働かれている方々が全員そうじゃありません。ネガティブに捉えている訳ではありませんよ。

取り急ぎ最近怠けていたので、気合い入れ直さなきゃなって思ってる次第ッス。

それでは、今日も素敵な一日になりますように。

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