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●○表をひっくり返すと必ず裏がある○●

フィンランドの歴史、成り立ちについて絶賛勉強中の松木蓮です。ちょこちょこ歴史本を読みあさっていて、ひとまずフィンランドは先史から東西双方の影響があることを学びました。

東からはいわゆる文化的な影響が強く、スウェーデンとの交易(毛皮など)の史実も残っているようで、西からの影響といえば圧倒的に言語。フィンランド人がアジア起源であるという説があるようですが、僕が読んでいる本曰く、論説があるだけで正当化できる証拠はないようです。

Norrで記事に書き起こす前に、こうしてブログの冒頭に触りだけアウトプットしてみるのも良いかなと思っています。ひとまず簡単なところから。


さてさて。
表裏一体という言葉があるように、何事も「表」と「裏」があると思います。最近そんな経験をすることが多くて、今日はこれについて深掘りしてみます。


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SNSで見えやすくなったもの
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今ではInstagramやFacebookが無視できないくらいに生活の一部となっていると思います。

ネット環境さえあれば(一部地域を除いて)世界中どこにいても情報を得られるようになり、総じてこれは僕たちにとって良いことだと思います。

それこそ、日本から遥々やってきたノルウェーでの僕の生活について発信してお届けすることはできるし、写真を用いてノルウェーってこんなに自然がすごいんだよーってシェアすることもできる。

ただ気をつけなきゃいけないのが、その裏には必ず「裏」があるということ。

例えば、海外の生活と聞くだけでは響きが良いし、憧憬の的になり得ると思うのですが、もちろん色んな文化的な違いが多くなかなか大変です。他にも大変なことはたくさんあります。

この場合、「表」が華やかなヨーロッパでの暮らしであるとするならば、その「裏」には生活しにくくなる障壁(異文化理解)が立ちはだかります。


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何をどう伝え、どう受け取るか
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これは情報メディアを立ち上げ、北欧についてこんな地域だよーって日々発信してる僕自身も気をつけなきゃいけないことです。

取り上げようによっては、「北欧=ユートピア」であることを北欧について全く知らない人に擦り込むことができる。

でもそれは部分的に正しくても氷山の一角を見るように本質ではないと思います。

北欧に限ってはこればかりが先行している現状があると思っていて、「北欧に学ぶ◯◯」というような枕詞をよく見かけます。もちろん北欧のことが広まれば僕も嬉しいですし、同志が増えることは歓迎すべきこと。

ただ、本質を知る前に「表」ばかりを伝えてしまうのは結構無責任だなと思っています。そういった表自体は嘘ではないのを良いことに、責任逃れができてしまうので。

一つ例をあげるなら、北欧でインテリアが大きく発達して理由に厳しい気候があります。今なんかとくにそうで、外に出たくないくらいに寒い冬を乗り越えなきゃいけません。そうすると、必然的に家にいる時間が多くなり、そこでインテリアやクラフトマンシップが成熟するという流れは至極普通なことです。

極端な環境が何か新しいものを生み出すことって結構あると思うのですが、その極端な環境というのは「−」であることは多いと思います。

ハードの中にあるソフトも同様に大切にしたいですね。

そういう意味で情報発信にはそれなりの責任が伴ってくるなと思いました。

何をどう切り取って、どう伝えるか。
深く深く考えたいと思います。

ps. そういえばこのブログを書くきっかけにもなったインスタグラムのストーリー。年末年始に温泉旅行やスキーに行っている友達をよく見かけました。

僕からしたらすごく羨ましい光景でしたが、もしかするとその裏にはストレスフルな労働があってこそのあの笑顔なのかもしれないなと。

あくまでも推論でしかないですが、SNSによって表がプッシュされがちな時代だからこそ、僕たちにはその裏を見ようとする努力も必要なのだと思います。

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