赤の他人に怒られた話
ついこの間、久しぶりに赤の他人に怒鳴られた。
その女性のお客さんが言うには
態度が悪かった
そうで。
デリバリーで住所が分からなかったから、電話をかけて丁寧に場所を聞こうとしたのに、それがいけなかったみたいだ。
デリバリーをしたことがある人は分かると思うが、住所が分からなければ直接お客さんに電話をかけて目印や家の特徴などを聞くしかない。
今までもそうやってデリバリーをこなしてきたし、今後もそれは変わらないだろう。
しかし、なぜだろう。そのお客さんが言うには
「住所が分からないのはそちらの責任」
らしい。
グーグルマップに言ってくれ、分からないものは分からない。
まあ住所が分からなかったのはこっちの責任だとしても、少しぐらい目印になるものを教えてくれてもいいものを、ただ怒られて、店舗名と名前だけ聞かれて電話を切られた。
これでバイト先にクレームが入る準備は整いました。
そのあと私は、商品を持って帰るわけにもいかないので、そのお客さんの名前だけを頼りに、地図にでた大体の場所をスクーターで走り回った。
表札を見ては、走り、見ては、走りの繰り返し。
5分後ぐらいにようやくそのお客さんの名前と同じ表札を見つけた。
しかしここで立ちはだかるのが
インターホン。
インターホンを押すのにあそこまで躊躇したことはないだろう。
怒られることが確定しているインターホンを誰が押したいか。
でも押さなければ始まらないので、ゆっくり押してみるとそれはそれは不機嫌そうな女性がでるではないか。
その女性と対面するまでの、怒られ待ちの時間。憂鬱にもほどがある。
案の定、こっぴどく怒鳴られ、反論したくなる気持ちを抑えながら、何回も謝った。
女性の怒りが収まった時を見計らい、手早く商品を渡し、早々にその家から立ち去ったが、その状況の中で衝撃的なことが一つあった。
それは、怒っている女性の背後に3-4歳ぐらいの女の子がいたことである。
このお母さんを見て女の子はどう感じるのか。このお母さんに育てられて、この女の子はどう成長していくのか。
育ての、文教 生
としては興味深い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?