ソウルフル・ワールドをみて

ディズニー＋で12/25から配信中の映画
「ソウルフル・ワールド」観ました。

あらすじは、

ジャズミュージシャンを夢見る音楽教室のジョーは、ある日突然訪、憧れのジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れる。しかし、その直後工事中のマンホールに落ちてしまう…。彼が迷い込んだのは、魂たちが暮らす「ソウルの世界」だった。そこで出会ったのは、生きる目的を見つけられないソウル"22番"。なんとしてでも地上に戻りたいジョーと、生きる目的を見出すことのできない"22番"の冒険が始まる…。

というもの。

すごく面白かったです。
ネタバレになりかねないので、多くは書きませんが、まだ見てないようでしたら、是非見てください。めちゃオススメです。

本当にアニメなのか！と疑ってしまうほどの
圧倒的な映像の美しさ。

そして、音楽が与えてくれる力と迫力が、本当にとんでもない。この映画には台詞なんていらないんじゃないか！と思うほどの音で奏でるそれぞれの心情と、世界の美しさ。ピクサー史上最高のクオリティーではないかと。（最新作だからそりゃそうか）

アニメの美しさでうわ！ってなったのは、
マジで「君の名は。」を彷彿させる勢いでした。

ストーリーは「えっ、これピクサー？」と思うほど、今まで離れしていた印象。なんとも、いつものピクサー映画よりも、具体的なメッセージ性があって、なによりも2020年にぴったりの映画だなと思いました。この時世に、そして、現代社会に。子供にはちょっと、難しいのでお勧めしませんが、きっと、中学生から何歳までのおじいちゃんおばあちゃんが観ても、納得できるストーリーだと思います。

（まぁ、個人的にはもうちょっとなんかあってもいいかなぁ、とは思ったけど…笑）

自分と映画

ちなみに、自分は、映画を観るのがとても好きで、少し前まで、映画監督になるのが夢であったというくらいに、映画が大好きです。

そんな自分は、映画を見終わったら必ず、色んなサイトに行って考察サイトを見るようにしています。もちろんディズニーのような超人気作には、言うまでなく、賛否両論あるのがお決まりです。でも、僕が1番興味あるのは、誰かの感想ではなく、その映画に込められた監督の想い、メッセージをはじめとする、映画へのこだわり、細かい設定、伏線回収などです。自分が2時間見ただけじゃわからない視点や、面白さなどを再発見することができます。

それを見た上で、この作品が自分にとってどういうものになるかを、お風呂の中や、ベッドの上でゆっくりと考えて、自分のものにしていく…。と言うのが僕の映画の楽しみ方です。

「22番」

さて、今回観た「ソウルフル・ワールド」に関して、ネタバレにならない程度にサイトで見つけた情報を共有させて頂きます。あらすじにも書いてある通り、登場人物のソウル"22番"。映画の中でも、特に名前が付くことなく、ずっとそう呼ばれて終わりました。
この22という数字。実は、ディズニーピクサーの現在までの作品数、「トイストーリー」から始まり、前回作「2分の1の魔法」までが、なんと22作品。今回の「ソウルフル・ワールド」が23作品目となります。うん。なんともディズニーらしい設定の細かさ。言ってしまえば、よくある手口だけど、そこに大きな意味があるのがディズニーのお決まり。

ついこの間、詳しくは知らないけれど、あと数年は映画館、劇場などでの新作映画公開は全て延期、中止すると発表したそう。ディズニー＋というサービスがあるというあるが、これは言うまでもなく、世界情勢を見ての判断。自分的には圧倒的、映画館派だけど、こればっかりはしょうがない。

というような事も考慮すると、この作品。

今までとは、テイストの違うストーリー性。
完全配信型をとった、一本目のピクサー映画。
登場人物に、全作品の気持ちを乗せた「22」。

新たな時代への宣戦布告としか捉えようがない！
世界の常識が変わりつつある今だからこそ、ディズニーが打ち出した、この映画。このタイミングにピンポイントで当ててくるこの感じ。しびれる。

marvelシリーズを初めとするタイトルが発表されている作品も、現段階では配信によってされるのだという。正直嫌なところではあるけど，今回の「ソウルフル・ワールド」を見て、1番強く感じたのは、
「映画館で感じられた以上のものを感じられる映画のカタチ」が形成されていくのではないかと、期待に胸が膨らんでしまった。正直詳しい事も、もちろん、未来のこともわからない。だけど、今回のピクサー最新作は、僕にそんなことを感じさせたくれた、作品となった。

具体的な感想は、いつか出します。
でもきっとその前に、一番好きなピクサー映画
「リメンバーミー」について語ってからかな笑

はい、ディズニー最高。