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ここはオーストラリアではあるけれども、柿も栗もある。 秋の日本だけの専売特許だと思ったら大間違いだ。 みかんもある。オレンジもあるけど、ちゃんとみかんもある。

DVDを届けたら、焼き栗をいただいた。
焼き栗だけではない。柿もいただいた。
秋の感じがする。もう冬だけど。

一つ割って食べてみる。
焼けた香ばしさの奥に、甘い、栗の味がする。
もう一つ割ってみる。手が止まらない。
美味しい。とっても美味しい。

午前中のお稽古の時にはクッキーもいただいた。
(これはまだ開けてない。美味しいに違いない。)

ここはオーストラリアではあるけれども、柿も栗もある。
秋の日本だけの専売特許だと思ったら大間違いだ。
みかんもある。オレンジもあるけど、ちゃんとみかんもある。

炬燵が無いので日本スタイルと同じにはならないのが残念だ。

ただ、想像するのに難くないことだろうと思うが、何年住んでもカレンダーとの間に違和感がある。

この間、小学生の女の子たちが教室に入ってくるなり「今日は七夕を書くぅ」と言う。「それはまた季節外れなものを書くね」と口にしてしまったのだが、カレンダー的には彼女たちのほうが合っていた。

日本の年中行事のことをしょっちゅう気にしているのならそんなことは分かってしかるべきなのだろう。けれども「今朝はまた冷えるなあ」なんて震えながらシャワーを浴びたりしているなかでは、なかなか「七夕」とか、他には例えば「お盆」とか、そういう日本だけで行われている夏の行事にしっくり脳がリンクしないのだ。人に言われて「あ、そうだ。」と気づく。

ただ、正月はちょっと違う。
クリスマスからオーストラリア全体にその雰囲気で満たされるからだ。
正月が来るなあ、と心の準備ができるからだ。
毎年うんざりするくらい暑いんだけどもね。

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