慢性的な孤独という伝染病
現代人は孤独だ。
会社がフルリモートになり、一人の時間がものすごく増えた。増えたと言うよりは一人の時間が全てになったと言うべきか。
家の中で一人で仕事し、一人で食事をし、一人で寝る。
そんな生活が2年続いた。精神は限界だった。
仕事が手に付かなくなり、同僚には精神科の受診を勧められた。診断の結果は適応障害だった。
インターネットで調べてみると20代後半のIT従事者は精神障害にかかりやすいというデータがあった。
きっとフルリモートの弊害が出ているのだろう。
生活の全てを一人で行い、一人で生きる。その状態をずっと続けていると、生きている意味がわからなくなってくる。
このまま家の中で仕事して、家の中で食事して、家の中で死ぬ。
死んでも誰も気が付かない。しばらくは捜査も入らないだろう。
家の中で孤独に死んで、人生が終わる。
死んだ後も孤独だ。葬式には人なんか来ないだろうし、家族も生きてるかどうかわからない。
そんなことを考えたら働いてる意味なんかわからなくなってくるし、仕事にも精が出ない。そうなるのも不思議じゃない。自分と同年代の同職種の同性の人間がみな精神障害を抱えるのも頷ける。
全ては新型コロナウイルスのせいだけど、この孤独だってきっと伝染病だ。
社会のシステムが変化して、孤独に生きる道を選ばされた人に発症する伝染病。
今でも精神障害に対して、甘えだ。と考えている大人は未だに多いらしい。
そんな人は一度考えてほしい。
家族、恋人、友人、同僚に会わずに2年間、家の中で仕事だけをして生活をする自分を。
そんな生活に耐えられますか?
その孤独に耐えられますか?
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