ちょっとした昔の恋の話し
どうも、Duskですm(_ _)m
先日、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見てきました。
ネタばれしない程度に感想を書いたのですが、書いている最中も思い出し泣きするくらい感動してしまいました...
映画を見終わって、余韻に浸っていると、ふと思いました。
ヴァイオレットが「あいしてる」の言葉の意味を真剣に探している、見つけようとしている事に対して、自分も昔の事を思い出して「あぁ…あの頃は、自分の中の『あいしてる』はあったのかな」と考えさせられました...
今回の話しは、もしかしたら女性の方や他の方が自分を嫌ってしまうかもしれない、自分の印象がガラリと変わってしまうかもしれません。
もしこのままの方がいいという方は、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの宣伝だけ見て帰られてもいいかもしれません。
でももし「それでも聞きたい」と思ってくださるのであればこのまま書いていきます。
別の掲示板でも短編小説風に書いたのですが、サイト名とIDとパスを忘れてしまったので、見つけることができなかったので、改めてここに残すことに決めました。
では、よろしくお願いします。
高校生の時
時はさかのぼり、自分が高校生の時、もう5~6年は経つと思います。
当時は通信高校に在籍していて、勉強をしつつ、部活を掛け持ちしながら、バイトも掛け持ちして、中々にハードな日々を送っていました。
入学当初は、臆病な自分を変えたくて音楽系の部活に入り、ボーカルやドラムなどをしていました。
いやぁ…今思うと本当に懐かしいですね…
部活の仲間とだべったり、他愛もない話したり、時には学園祭に向けて真剣に練習したり、絵も描いたりして、青春の日々を送っていました。
いつ思い出しても「あの頃はよかったなぁ…」「あの頃みたいにだべったり、スタバやコメダとかいって他愛もない話しでもしてぇなぁ…」と思う時があるくらい好きな時期でした。
部活に入って少し経った頃、自分に話しかけてくる2歳年下の女の子がいました。
自分は最初に合った時、特に何もなく、しばらくはアニメの話や、何気ない話しなどして盛り上がっていました。
特に愛や恋といった感情もなく、ただただ「友達」としてその子と話していました。
当然友達感覚(もちろん男友達と話す時みたいではなく、女友達と話す時みたいに多少は気をつかっていた)で話していたので、ゲームを進めたり、通話をしてしょうもない事を話していました。
当時iphoneが流行って間もない時期だったので、メール文化がまだあり、アドレス交換をして、メールで交流などもしていました。
そして、進めたネットゲームで一緒に遊んでいたとき
「話したいことがある」
と言われました(昔のことなのではっきりそう言われたかは覚えていない)。
「もしかしたらしつこくアニメの話しとかされるの嫌だったか」
「進めたゲーム嫌いだっただろうか」
「なにか嫌な事、言われたくないことを言ってしまったのだろうか」
そんな考えが過り、めちゃくちゃ怖かったし、緊張していました。
「貴方の事が好きです。付き合ってください。」
そういわれたとき、頭の中にずっと「Now Loading」の画面が数分出てきていました。
なぜ自分なのか、こんな自分のどこがいいのか、ずっと考えていましたが答えが出ず
「3日間くらい考えさせてほしい」
と言った気がします。
でも「今日じゃないとダメ」と言われ、とてつもなく考えました。
その人の事を友達としか見れてなくて、いきなり告白され、判断を今日中となれば焦りに焦ります。
「誰も傷つけたくない」
「この人との関係を崩したくない」
「これで部活の時ギスギスしても嫌だ」
「でも恋や愛といった感情がまだないのに付き合うのは失礼だ」
様々な葛藤がありましたが、自分はこう言った…と思います。
「今はまだ、知らないこともあるけど、自分でよければ。」
「これから知っていけたらと思ってる。」
こうしてその子と付き合いました。
この後あんなことがあるとも知らずに。
付き合ってから
付き合い始めてから、色んな思い出を作りました。
ショッピングモールで買い物したり、アニメをみたり、ゲームをしたり、学校でも普通に話したり、一緒に帰ったりもしました。
時間がない中、色々話したり出かけたりして、とても楽しかった印象が残っています。
時には昼ご飯を作ってくれたり、それがめちゃくちゃおいしかったり、文通や、お揃いのアクセサリーも買ったりしました。
付き合ってから魅力を見つけよう、愛や恋といった感情を見つけよう
そう思って付き合ってきましたが、その時すでに、自分はもうその子の事が「好き」だったと思います。
その当時は、幸せだったのでしょう。
ですが同時に一抹の不安もありました。
付き合い始めた当初から
その彼女は、親に虐待を受けていたのです。
その子に会うたびに痣が増えて、青いところもありました。
当時は自分には何もできないと思って目をつぶって、泣いているその子を毎日慰めていました。
正直に言いますと、その子とは別れました。
しかも最悪な別れ方です。
自分はその時の学校で過ごした日々が大好きでした。
ですが、同時に彼女と付き合っていた時期の自分は今までで一番嫌いでした。
いや、もっと嫌いだった時期はあったかもしれませんが、その時期の自分は今でも思い出そうとすれば反吐が出るくらいです。
楽しい時期がありましたが、「あの時、あんなことをしなければ」「あの時こんな気持ちでいなければ」とあの頃の弱かった自分を、自分自身が犯した罪を今でも後悔し、自分でも憎んでいます。
過ち
当時自分はバイトも苛烈を極め、追い詰められている時期で、精神を病んでいる時期が波のように襲ってきていました。
そのストレスもあって彼女に少し、依存…していたと思います。
ついに自分は、彼女の許可なく無理やり、行為をしてしまいました。
今の自分がその場面に居合わせていたのなら、フルボッコにして、大事な部分切り落として、外に縛ってはりつけていたくらいその時の事を強く後悔し、その時の自分を憎み、恨み、自分で自分を叩きのめしたいくらいに。
自分はなにがなんでも責任はとるし、この先も一緒にいる決意も交わしました。
したはずでした。
その頃から、親の虐待もあってか、彼女がその行為に対して依存し始め、それが「愛の形」なんだと思っていたらしいです。
文通の手紙にそう書いてありました。
このことがなければ、あそこまでひどくはならなかっただろうと実感しています。
自分はある時、その行為中彼女を突き飛ばしてしまいました。
「この年では責任は取れない」
と身勝手な理由を言い放って。
当初の彼女は受け入れてくれた…かはわかりませんが、了承していたと思います。
実際彼女にその言葉はとてつもなく傷つけたと自分では思っていて、今も自分は反省しています。
そして少したって、彼女と会っているときに、一緒に駅にいたのですが、彼女が急に泣き出してしまったのです。
親の虐待が耐えられないと自分に訴えかけてきました。
自分はどうすることもできなかったのですが、その当時は感情に流されてしまい、彼女の携帯を借り、彼女の親にその場で猛抗議しました。
何を言ったかまでは思い出せませんが、とても激高していたことだけは覚えています。
そして、自分が何をいっても全く聞きいれてもらえずに切られたことも。
学校のカウンセリングの人にも相談した記憶があるのですが、学校側から取り合ってもらえず、自分が寄り添ってあげてほしいと言われるばかりだったと思います。
その頃から彼女の態度がだいぶ冷たくなり、日に日に関わらなくなってきました。
彼女と遊ぶ機会が徐々に減っていき
彼女と別れました
付き合った期間は半年でした
どっちかは忘れましたが、「友達の関係に戻ろう」と言い、自分も割り切って友達として接しようと思いました。
それでも初めて付き合った彼女だったので、当時はとてもショックで何がいけなかったのかとかも色々考えていました。
ですが、学校ですれ違っても、道ですれ違っても、自分が挨拶したら必ず「なんでこいつ話しかけてくるの怖っ」みたいな感じで挨拶を返されました。
当時バイトで接客をしていたので、その頃からだいぶ相手の言葉と表情でなにを思っているかはだいたいわかってはいたのですが、その時はまるで「知らない人から急に話しかけられたテンション」で応答されました。
そりゃあそうです。
あまりにも無神経すぎたのです。
それから自分も話しかけないようになり、お互いすれ違っても無視するようになりました。
数日たって彼女とメールをした時は驚きでした。
なぜ別れたのかも聞いてみたところ
「バイト先のお兄さん的な存在と付き合ってて、音楽の専門学校に行くためと、夢を叶えたかったから」
だそうです(メールが消えてしまったため朧気です)。
それが、自分と付き合っている時か、それとも別れてからかはわかりませんが、自分は2段階目のショックでしたね。
いつしか部活も関係もなくなり、彼女とは疎遠になりました。
ですが、自分はこの時のことは忘れることはないでしょう。
この先もずっと。
それから
それからの自分は後悔と反省の日々でした。
それと同時に自分自身を恨み、憎み、憎悪にまみれていました。
「彼女を傷つけて、一生嫌な思い出として刻んでおいて、何を愛とか恋とか謳ってやがる。」
「俺にそんなのは必要ない。そんな感情消してしまえ。」
ずっとそんなことばかり考えていました。
みんなと楽しく話している反面、愛や恋といった時になったら、自然と思い出し、その頃の自分をぶん殴りたくなるくらい辛かったですね。
彼女とはもう会ってもいないし、もう名前も、顔も、住んでる場所も、思い出すらも消えかかってて、彼女の名前を呼ぶこともできません。
もしかしたら彼女はそんなことを思っていないかもしれないし気にも留めてないかもしれない。
審議は定かではありませんが、少なくとも嫌な思い出としては残っているでしょう。
自分は今でも時折思い出して、彼女に謝りたいとずっと思っています。
「貴方を傷つけて申し訳なかった」
「こんなことなら付き合わなければよかった」
「自分の愚かな行いのせいで貴方を傷つけて本当に申し訳なかった」
土下座してもいいくらい。
下手したら刺されてもいいくらいの事だと思い、自分を今でも責めています。
冒頭にあった「あいしてる」の言葉の意味を考えるたびに、このことがちらつきますが、自分はその子の事を愛していたのでしょうか。
愛ゆえに起きたことなのか、それともただの正義感でやったのか、それともただただ欲で動いていたのか。
途中でも話しましたが、その事を思い出すたびに、自分は後悔と反省をしています。
そして、その時の自分自身を恨み、憎み、憎悪を抱き続けます。
「彼女を傷つけて、一生嫌な思い出として刻んでおいて、何を愛とか恋とか謳ってやがる。」
「俺にそんなのは必要ない。そんな感情消してしまえ。」
「付き合う人を不幸に、傷つけるくらいなら、付き合わない方がマシだ。」
「他の誰かを傷つけないように、関わり合いを極力避けろ。」
今でもその言葉が頭を過ります。
女友達とは全然話せたりするのですが、そういった目的で近づいてきたり、「誰かと付き合いたい」と思うたびに上記の言葉が頭の中に浮かび上がり、訴えかけてきます。
これが自分に課せられた罪と罰なら甘んじて受けようと思い続けています。
実際に自分とネットで関わってきた人には、自分が関わるたびに相手を傷つけ、グループやその人と疎遠になって、結局は離れていきます。
まぁ、これが呪いと言われても、自分の性格上こうなってしまうのかなと思っても仕方ないです。
このことがあって、自分の中では絶対に決めていることがあります。
・愛や恋は必要ない。感情消せ。
・他の誰かを傷つけないように、下手な関わり合いを極力避けろ。
・常に知らない人に警戒心を持て。
・二度と女性と付き合わない。結婚もしない。一生孤独でいい。
誰かを傷つけないために、自分はこのまま「あいしてる」の意味を実感しないまま、一生を終えるのだと思うと、寂しくはありますが悔いはありません。
関わらないことで、誰かの心を守れるのならそれでもいいと思っています。
ですがまぁ
ヴァイオレットが少し、羨ましく思いますね。
恋愛小説みたいに書きたかったのですが、途中で感情的になってしまい、とりとめのなく、文脈もバラバラで言葉に詰まってしまい、若干支離滅裂になってしまったら申し訳ございません。
ですがこの話しを書けて、残せてよかったです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分はこのnoteの記事を、自分の罪と罰と戒めの意味を込めてずっと残します。
いつか顔も名前も忘れてしまった彼女に、精一杯謝れればいいなと。
常に思っています。
それでは。
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