私は、時々嘘をつく

待ち合わせの表参道のカフェは、女性客で賑わっていた。ここのお店はフルーツタルトが有名で常に混んでる。Minaさんの指定するお店はいつもオシャレ。お店選びも素敵だと毎回思う。ラッキーなことに窓際の居心地が良さそうな席が空き、そこを確保出来た。今日のファッションは、紺のロングワンピースに、ダイヤのネックレス。上品で落ち着いた雰囲気にした。

「ありさちゃん、いつも時間より早めに来てくれて、ありがとう」

Minaさんがやって来た。ジーンズに水玉模様のクラシカルなブラウスを合わせてた。Minaさんはパーマをかけて、髪型を変えたようで雰囲気が変わっていた。前よりも華やかで女性らしい雰囲気にあふれていた。軽く挨拶をした後、今日のオススメのケーキセットを二人とも頼んだ。

「ストレートに言うね。正也さんから聞いたの。ありさちゃんと付き合ってるってことを。それで、近々交際宣言もするってこともね。ありさちゃん、おめでとう」Minaさんが笑顔で言ってくれた。

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