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書類選考と面接が雇用のミスマッチを生んでいる最大の要因だった!?

レンアイ型Ⓡ採用は、これまで1300社以上の企業にセミナーを通して考え方や事例紹介をお伝えてしてきました。
このnote記事は人材不足で悩める経営者・採用担当者さまの少しでもお役に経てるならという思いでこの5年間で培ったことを公開しています。

せっかく応募があっても良い人か見極められない・・・。
面接では良い印象だったのに、採用してみたら口だけだった!

書類選考や面接で苦労している企業さんも多いですよね。でもコレ、今のやり方ではそうなっちゃうんです。今日の記事では、多くの企業が踏んでいるはずの採用プロセスを、なぜ人材不足の企業がやってはいけないのかについてお話しします。

やってはいけないこと①「書類選考をする」

「人材不足だ~!」と頭を抱えているのに、いざ応募があったら「書類選考から」としている企業さん…。

これは謎の行為です。

書類選考をレンアイに喩える

レンアイに喩えると

「もう1年以上パートナー募集中!」とSNSで言いまくっているのに、いざDMがきたら「まずはプロフィールと写真送って。」

と言っているようなものです。2重人格ですか?

書類選考は、黙っていても応募がたくさんくるモテモテ企業が、いちいち面接なんかしてたら効率が悪いから行う、モテ行為です。
いわば、イケメンだけに許された特権。我ら一般ピーポーが真似しなくていいのです。

書類選考はなんのため?

「いや、履歴書も書けないくらい人だと、長続きしないんだよ。」
ある種の適性検査や、応募者に越えてほしいハードルとして書類選考を課している企業さんもあることでしょう

私が採用のお手伝いをするときは、求人広告や応募してくるまでの情報発信で、そのハードルを設けます。

例えば・・・
あえて厳しいことも書いたり、最低限知っていおいてほしい固有名詞や単語を使う。
また、詳細に求人広告を書くことで、応募時にそれを読んでいるかどうかを測ることも。

学歴と所有資格と自分で書いた長所/短所を書いた履歴書なんかで選考するより、よっぽど精度の高い選考が行われた状態での応募がありますよ。

やってはいけないこと②「面接で見抜く」

書類選考に続き、面接で苦労している企業さんも多いです。「面接では良い印象だったのに、採用してみたら口だけだった!!」とか。
これも書類選考と同じです。30分〜1時間の面接で可否を決めようなんて、何人も応募がきて選ぶ立場のモテモテ企業だけがやっていい手法です。人材不足で困っていると言ってる我らが真似するからミスマッチが起こります。

面接で見抜くをレンアイに喩える

レンアイに喩えると

「今後、少なくとも数年は一緒に過ごす人」を1時間程度の面接で決めるのと同じです。

1時間で決めます?ワンナイト狙いでも、もっと丁寧に見るわ!と思いませんか?答えにくい質問ですみません。

そもそも、「面接」という自分のホームに連れ込んで、緊張させた状態で1時間程度、履歴書を見ながら疑いのまなざしで確認する。というシチュエーションで、相手が自分の本音を話してくれるはずがありません

レンアイなら、デートしてお互いがなんとなく好印象なら引き続きLINEのやりとりをして、次はドライブや映画、違うシチュエーションで会ってみて、そういうことを何度も重ねて「この人だったら…」と思えるかどうかです。
例えそこまでやっても、付き合ってみたらすれ違いが起こることだってあるんです。
それを、会議室で1時間「うちの会社はこんなんだぜ。」みたいな自分語りをしておいて見極められない…。なんて、それはそうでしょ。と思いませんか?

よく思われようとしちゃうのは当たり前

そもそも「見抜けない」というワードを使っている時点でおかしくて、面接って応募者が本音を隠している前提だと思っている担当者経営者も多いですよね。
少なくとも「あなたの所で働きたい。」と思ってきてくれた人は、よく思われようとしちゃうのは当たり前です。1時間の面接だけで決めるのは、その人のほんの一面、数%しか見えていないに決まってるじゃないですか。

おわりに

今日の記事では、多くの企業が踏んでいるはずの採用プロセスを、なぜ人材不足の企業がやってはいけないのかについてお話ししました。人材不足の企業は、「応募や問い合わせが何件きたか?」をゴールに設定せず、たった1件の応募でもその人が「うちにピッタリな人だ!」と思える人とのマッチングを目指すことが大事です。対面の受け答えの良し悪しが重要な要因である仕事ならいざ知らず、今募集している職種に応募してくる人の本音を知るのに、本当に「面接」が適しているか?から考え直してみてください。面接は初デートですよ。

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