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6社を経験したキャリアアドバイザーが、自分の経歴から見えるキャリアチェンジのコツを解説します

こんにちは、あるいはこんばんは。
ミライフでキャリアアドバイザーをしております、れなです!

今回は「キャリアチェンジ」についてお話します。
みなさんキャリアチェンジには興味があるけど、実際どうやってやるのか、わからない方が多いんじゃないかなーと思います。

メディアでよく「キャリアチェンジで新しい自分と出会う」「仕事を変えて年収100万UP」みたいな広告をよく見ますが、あれ良くないですね~!

見た目と聞こえは最高なんですよね

なぜかって?そんな簡単にできるわけじゃないからです。
「なぜそれが叶えられるのか」
を考えるのがポイント。

とはいえ私も20代の頃は無知でした。
なので実際に6社経験し、業界・職種を変えまくった末、キャリアアドバイザーとなり転職市場を知った私が、実体験を元に解説します!


私のキャリアを見てみよう

詳しくは自己紹介を見ていただければと思いますが、並べるとこんな感じです。まずは状況から。

1社目:大学の先輩の会社で働く
2社目:塾でアルバイト→塾長へ
3社目:派遣社員、外資の経理アシスタント
4社目:派遣社員、ゲーム会社の経理アシスタント
5社目:人材業界へ
6社目:ミライフ

我ながらすごい経歴だな。

とそんな感想は一旦置いておいて。
これを見ると「いやいや転職なんて簡単じゃんか!」と思う方もいるかもしれません。
でも改めて、業界と職種をまとめてみますと…

1社目:ボーカルスクール/店舗運営
2社目:塾/店舗運営・営業
3社目:外資/経理アシスタント
4社目:ゲーム/経理アシスタント
5社目:エージェント(ゲーム)/営業
6社目:エージェント(ベンチャー)/営業

見てください。
なんとなく共通項が多いのがわかりますでしょうか。

これが大事なんです。

キャリアはとにかく共通項取り

キャリアチェンジをする際は、今の自分との共通項がある会社を狙うのがおススメです。(よくタグ取りとか言いますね)
今の仕事とは縁もゆかりもない、全く違う仕事に挑戦しようとすると、失敗する確率が高いと思います。

よくよく考えてみてください。
自分が何かのイベントの幹事だったとします。飲み会でもディズニーランドに行くでも、なんでもいいです。
自分ひとりじゃなかなか話が進まない。誰か一緒に手伝ってくれないかな…
そう思ったとき、誰を誘いますか?

飲み会やディズニーランドのことを全然知らない人を誘うでしょうか?
どうせなら、幹事の経験がある人や、ディズニーの知識がある人に手伝ってほしいと思いませんか?
これと一緒です。

幹事って大変ですよね…

あとは仲の良い人を誘うかもしれませんね。
信頼できるし、何かあったとき立ち回りやすいです。

ちなみにこれが会社でいう「リファラル採用=社員紹介採用」です。
キャリアチェンジの時にはめちゃくちゃ大事な要素ですよ。
※余談ですが学生の頃は「コネなんて自分の実力で勝負してないんだから嫌いだ!」と、なんともひねくれたことを考えていました。今は違うよ!

さて、私のキャリアの話に戻します。
先ほどは業界・職種を並べてみました。
ここに更に情報を追加します。

1社目:ボーカルスクール/店舗運営(正社員)リファラル※新卒
2社目:塾/講師(アルバイト)※25歳
2社目:塾/店舗運営・営業(正社員)リファラル※26歳
3社目:外資/経理アシスタント(派遣社員)※27歳
4社目:ゲーム/経理アシスタント(派遣社員)※28歳
5社目:エージェント(ゲーム)/営業(正社員)リファラル※28歳
6社目:エージェント(ベンチャー)/営業(正社員)※33歳

3社目→4社目と、5社目→6社目は職種が一緒ですから、共通項取りをしており、成功しやすいのがわかりますね。
ただそれ以外は業界・職種共に変わる大きなキャリアチェンジをしています。

次に注目してほしいのが、年齢雇用形態、そして先ほど挙がったリファラルの存在です。

エージェント視点でみる私の経歴

それでは自分の経歴ではありますが、エージェントとしてキャリアチェンジの際に何がポイントなのか?解説していきます!

①ボーカルスクールの運営→塾講師アルバイト→塾室長

1社目:ボーカルスクール/店舗運営(正社員)リファラル※新卒
2社目:塾/講師(アルバイト)※25歳
2社目:塾/店舗運営・営業(正社員)リファラル※26歳

2社目を選んだ気持ちとしては、「興味ある”先生の仕事”やってみたい」「でも自信ないし気軽に経験したい」「ほんとに行きたいのはゲーム会社だから正社員にはならない」こんな感じでした。

教育・育成に興味アリ(教職はとらないけど)

ですがアルバイトとしてフルタイムで働く中で、当時の室長が自分のことを気に掛けてくれ、「別に正社員になっても良いんじゃない?」と誘ってくれたのがきっかけで、そのまま社内の選考を受け、登用していただきました。

もともと勤務態度を見てもらっていたし、リファラルの力が働いたのは大きかったですね。前職で近しい経験をしていたのもプラスになったかもしれません。

とはいえ一番は、やはりまだ20代半ばだったことじゃないかと思います。
塾では入社した後、本社研修が朝から晩まであり、そこでみっちり修行もさせてもらいました。若かったからこそ、吸収できたことも多いと感じています。

1社目のボーカルスクールは「店舗運営」とはいえ、接客・事務・イベント企画など。「塾の店舗運営」とはだいぶ毛色が違います。塾は店舗運営も行う「営業職」ですから、大きなキャリアチェンジになりました。

②塾室長→経理アシスタント

2社目:塾/店舗運営・営業(正社員)リファラル※26歳
3社目:外資/経理アシスタント(派遣社員)※27歳

自己紹介でも書きましたが、「営業職」に疲れちゃったんですね。
教育に携われて喜ばしい反面、数字を追う私は何者なんだろうと。

というわけでもう正社員やりたくない!またアルバイトしようかな…と思ってた私に「派遣」の知識が加わり、アルバイトより福利厚生もちゃんとしてるし、いいじゃん登録してみよ!となり、様々な仕事の案内を受けました。

そこで一番興味を持ったのが「カルティエ」などで有名なリシュモンジャパンの経理アシスタントでした。
英語も使えるということで、塾時代に勉強を思い出していた私としては、スキルアップにもってこいの環境で、とてもワクワクしたのを覚えています。

この場所で働いてたわけじゃないですよ

ここはそれこそ「縁もゆかりもない」未経験のチャレンジでしたが、なぜ成功したかというと、やっぱり若さと、派遣社員だからですね。これが正社員だったら無理だったと思います。

ちなみに前職のゲーム業界で人材紹介をしていた時も、「未経験でどうしてもゲーム業界に入りたいなら、アルバイトか派遣社員から目指せ」とよく言っていました。

幹事の話を思い出してください。もし飲み会の知識がない人が「どうしても幹事を手伝いたいんだ!」と言ってきたときに、「じゃあどんな雑用でもしてくれる?」と尋ねて「それは嫌です」と返されたら、「なんでこの人声かけてきたんだろう…」となりませんか?(極端な例ですがw)

チャレンジするならば「未経験である」つまり「相手にお世話になる」ということを忘れず、きちんと自分の立場を理解した上で、お願いできると良いですよね。

謙虚な姿勢!

③経理アシスタント→エージェント

4社目:ゲーム/経理アシスタント(派遣社員)※28歳
5社目:エージェント(ゲーム)/営業(正社員)リファラル※28歳

自分の中でこの転職ほど人生に影響を与えたことはありません。
それくらい大きな出来事でした。

ここも業界・職種・雇用形態さえも違うビッグキャリアチェンジになるのですが、なぜ上手くいったのか。はい。「リファラル」です。

不思議な縁ですが、塾で1週間みっちり研修した際の同期とちょこちょこ繋がっていて、私が退職したのを聞いた方が数年越しに飲み会を開いてくれ、その際に誘っていただきました。

同期のやさしさが身に染みる…

ちなみになんとなく気づいていらっしゃる方もいるかもしれませんが、私、全くお金に糸目をつけていなかったんですよね。楽しけりゃいいやと思い、転職も繰り返していたので月給は常に上がらず。

しかし経理アシスタントとして勤めていた私は、このまま経理としてやっていくのか、派遣社員に安定はあるのか、突然色々なことが不安になってきていました。(とても今更)

そんな中のお誘いだったので、藁にも縋る思いで「お願いします!」という感じでした。

よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!

ただリファラルとはいえ、転職はそれだけで採用してもらえる甘い世界ではありません。(たぶん)
おそらく大事だったのが、「塾で営業経験があり実績を出していた」ことでした。ブランクはあったけれど経験はあると。
あとはやっぱり若さでしょうか。この経験が20代のうちで本当に良かったと思います。
また、この紹介してくれた方が「当時の部長のコーチ」だったのですよね…。その方が私を信頼してくれたというのは、大きかっただろうな…。ちなみに私は生涯このコーチに足を向けて寝れません。笑

一番大切なのは毎日の過ごし方

こうして見ると、キャリアチェンジって意外と様々な要因が重なってできることというのがわかるかと思います。
「若さ」「経験」「知り合い」この3点が、私は上手く重なったからなんとかなったなと。
あとはお金のことを全然気にしていなかったのもありますね。これ意外と大事かもしれません。

ちなみに前職の人材業界は未経験の入社でしたので、等級も一番下でした。派遣の月給より1万下がったことをよく覚えています。
でも賞与があったし、評価良ければその分貰えたので、2年後くらいかな…「仕事を変えて年収100万UP」は見事達成されました。
「評価が年収に繋がる」ことを前提に、入社時の年収は下がっても気にしない方が良いだろうと思います。

また、自分の都合だけじゃなく相手の都合の問題もとても大きいです。
特に最後のリファラル採用は、私がその人と一緒に働いたことがあり、自分の実力を知ってくれていたからこそつながった縁でしたし、きっと塾時代にしっかり頑張っていなかったら、その人に声をかけてもらうこともなかったと思います。
更に会社的にも積極募集をしていたことや、そこまでハードルが高くなかったこと、その部署で採用権を持つ方のコーチが私の知り合いだったことなど、自分ではどうすることもできない部分での都合もありました。
実際、タイミングはとても大事な要因なのですよね。

Timing世代

つまり、いつ何が起こるかわからないし、チャンスはどこに転がっているかもわからない、だからこそ毎日を大切に過ごすべきだと思います。
簡単な道はないです。ダイエットと同じで、毎日ちょっとずつ頑張ることで、欲しい未来は手に入ると信じています!(信じることも大事!)


とはいえ「毎日つらい…全然頑張れない…」ということもあります。※塾時代の私は退職前こんな感じでした
そんな時はぜひミライフに相談しに来てください!!

転職=キャリアチェンジではないので、同じ業界・職種で会社だけ変えれば良いこともあるし、現職で部署だけ変えれば良いこともあるし、周りをよく見てみると、色々選択肢はあるものです。
そんな現状の確認から、一緒にお話していきましょう^^

この記事と同じように、自分の経歴も判断してください~とかもウェルカムです。喜んで語ります。

私が所属するミライフのHPはこちら↓
ぜひ気軽にお話しにきてください♪

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