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休み明けの辛さ

若い頃からずっと苦手な事があった。

それは「休み明けの仕事」である。最高に辛くて体調もすぐれないなんてことがよくあった。職場の上司にはよく「休み癖の付きやすい奴だな」なんてからかわれたこともあった。

休みの前日の仕事はイキイキしていた。特に休日予定がなくても休みの為だけに頑張る毎日だった。

休日になればよく友達に連絡をして、捕まえては遊びに行くの繰り返し。元々予定を立ててどこか行くとかしない人間だったので遊んでくれる友達は凄く有難かった。何するかといえばギャンブル8割、残りはカラオケやバッティングセンターで時間を潰す日々だった。

そんな楽しい休日を終えた次の日。朝は中々起きれない。頑張って起きて仕事に向かう。全く業務が手に付かない。気持ちが悪い。頭痛もする。そんなことが毎回のように起こっていた。

今思えばうつ病に片足を突っ込んでいたのではないかと思う。何が原因なんだろうと一生懸命考えた時もあったが、単純に仕事が嫌いだし休みの日が楽しすぎた、ただそれだけなんだ。と安易な考えをしていた。

ストレスに敏感な病気である為、今となってはこれがストレスの元なんだと思うものはすぐに排除できるが当時はそんなスキルもなかった。若さで乗り越えられるだろう。としか思っていなかった。

あまりやったことない自信がないものや不安なこと、初めての作業。そういうものをプレッシャーに感じてしまい憂鬱になることが多かった。

なにより起こってもいないことを頭の中で大きくしてしまい、不安要素を自ら作り上げていってしまったことも原因の1つだと思う。

どうしても作業に取り掛かる前には、マイナスなことを多く考えてしまう癖があった。思考の中で起こりうるマイナスな事というのは大抵最悪なケースが多い。そんなことは普通にしていればほぼほぼ起こり得ない。

それに気づけなかった当時は、本当に苦しめられた。

なんとかなる、笑顔でいよう。時間が解決してくれる。

これを心の中で考えられるようになってから休み明けの仕事が辛くなることは無くなった。

仕事で嫌なことがあれば回避すればいい。代わりの人間はいくらでもいる。たとえそこからいなくなっても世の中は回っていく。そういう風に物事は出来ている。

一度きりの人生、嫌な事して過ごす必要なんてない。どうせ生きるなら笑って過ごそう。

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