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リモートワークは水面下作戦と相性が良い

(リモートワーカー協会事務局 川辺多恵)

リモートワーカー協会理事+事務局スタッフでの持ち回りnote連載、事務局スタッフ川辺からの発信です!

私は地方の中小企業(零細企業と言った方が良いかもしれない)でリモートワークをしているのですが、ついこの間、まさに「リモートワーカーならでは」な出来事があったのでお話ししようと思います。

社内でふと話題になった「人生ビンゴ」というものがありまして。

今年やりたいことを各マスに記載して、達成したものを埋めて行くビンゴです。

「私もやる!」「私も!」と、気付けば社長以下全員がわいわいしながら各自の人生ビンゴを作り上げたのですが、最後の1人、Aさんのビンゴがまだできていないことに気付いたBさん。
「もしかしたら作成しなければならない空気を感じてそれが重荷になっているのでは?」「最近疲れているかもしれない、ゆっくりして欲しいしこれは良いチャンス」という配慮もあり、Aさん以外の社員をわっと(チャット上で)集めてAさんのビンゴをそっと作成することに。

「♨に行ってもらおう」「契約書の作成を10件私に投げてもらおう」「苦手なしいたけの匂いをかいでもらおう」等、盛り上がりつつ20分ほどでサッと完成しました。出社して顔を合わせて働いていると、Aさんの視線を気にしながらこそこそ作業をしないといけないスリルがありますが、リモートワーカー同志だからこそスムーズに計画が進みました。

誰かのためにそっと何かをする、そんなシチュエーションに最適なのがリモートワークなのだと思います。弊社では他にも、「誕生日祝い企画を水面下で進める」「お土産配送計画を水面下で進める」など多数の水面下作戦が行われており、この風土がチームワークに寄与している部分は結構あると思います。

ただこの水面下作戦、誰か1人をのけものにする等のネガティブな方向にも悪用できてしまいます。そうならないためにも、1人1人が日頃のコミュニケーション方法を意識して組織に属することもセットで重要なことだと思います。

実際、オンラインでのコミュニケーションが100%になっている場所では「空気」で何かを決めたり話したりという事が出来ません。話す内容、言葉選び、説明の仕方など表面に出ることがどれだけ丁寧にできるか、という部分がリモートワークで組織が回るための肝なのではないかと思っています。

最後に、今回作成されたビンゴたちは社内チャットで共有され、最終的には社内ポータルに掲示され、全員で楽しく進捗を追うことになりました。
2023年末が楽しみです。

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