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ニューノーマルの人材育成。研修もテレビ型からネット型へ

今日は弊社では、社内で15分程度の研修が2つほどありました。

弊社は9月までフルリモートを続けることになったので、どちらもネットによるものです。そして、主催者はどちらも一社員でした。

これまで研修と言えば、半日や1日、もしくは、勤務時間後の夕方に2時間の短時間でと言う形が支配的だったのではないかと思います。

ただ、ZOOMなどのビデオミーティングツールを使えば、一瞬で業務から研修空間への移動が可能となるため、集まるための時間コストが0になりました。

これにより、ちょっとした研修、知識伝達のために集まって、15分程度のオンラインの研修が終ったらすぐに業務に戻るということが可能です。

もはやこれを研修というのかという話になってきますが、世の中には知識を伝達するだけの研修もたくさん行われているわけですから、研修と言ってもなんら問題はないでしょう。

たまたま今回はオンラインで行いましたが、もちろん、オンライン空間に集めて行っても構いませんし、文字情報や、動画の撮影と視聴でも構いません。

組織の中の誰かが新しい技術を学んだら「こんなことができるよ」という形で紹介していけば、1つ1つはほんの10分であったとしても、積もり積もっていけば大きなものへと変わっていくのだろうと思います。

これまで、研修を設定し、参加を開催し、募集するためには受講者側の時間的な交通コストがかかっていたため、おいそれとは呼びかけづらかったのではないかと思います。それ相応の勇気も必要になることでしょう。

ただ、そのコストが限界まで下がった今では、「ちょっと新しいアイデアを見つけたからみんなこれについてを聞いてみてよ」というあり方を組織のみんなで許容し、行動していければ、誰でも簡単に研修の主催者になることができます。

誰でも気軽にオンラインで研修が開けるようになったということは、ちょうどテレビだけが情報発信をしている時代がら、 ネットやSNSを通じて誰もが情報発信できるようになったこととの違いに似ていると思いました。

 これまでも「オールドメディア」vs「ニューメディア」という対立がされてきましたが、今後は研修においても同じことが言えるように思います。

中央集権的に研修企画の中心に近い人物だけが研修を開くのか。

自律分散的にそれぞれがそれぞれの視野で多発的に小さな研修をちょこちょこと開くか。

研修のオールドスタイル、ニュースタイルと言えるかもしれません。

これはコロナの影響に限らず、前からこういった形でやっていた組織も多いのではないかと思います。

これもコロナの影響で、全員が強制的にリモートで仕事をすすめるという経験を得たからこそ、早まった変化と言えるでしょう。

このスタイルの違いが、今後の大きな成果の違いにつながるのだろうなということを私は予感しています。

あなたの組織は、どっちのスタイルですか。

今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。


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