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3週間の空白<その1> 無症状で2週間、でもウィルスは抜けなかった

私は都内在住・在勤の55歳男性で、介護関連の仕事をしています。既婚で娘が一人おります。
4月初旬に新型コロナウィルスに感染・発症し、軽症で経過。現在は無症状なのですが相変わらず療養中です。このnoteではこれまでの経過と、軽症なのに治りきらない難しさなどを綴っていきます。
(公開後、タイトルや本文に若干の追記を行いました。)

■無症状なのにまだウイルスが抜けない

4月第2週時点の環境下ではPCR検査を受けることがかなり困難で、「検査判定なしでコロナ感染疑い」という状況にて近所の診療所の医師に相談しながら自宅療養をしていました。
幸いにも重篤な状態にはならず、短期間で軽快。その後2週間ほど自宅で静養していたのでもう治っただろうと思いきや、診療所医師の薦めで4月25日に受けたPCR検査でまさかの”陽性”判定が出てしまいました。

個人差はあると思いますが、安静に自宅療養しただけでは2週間経ってもウィルスを駆逐できていなかったということ。

【治療の経過】
 PCR検査の機会を得られない 
  →医師も確定診断できない 
   →軽症なので薬の処方もない 
    →患者自身の免疫力や回復力で2週間頑張る
     →やっと検査できたのに陽性判定

もし25日に検査を受けなかったら、「もう治った」という意識のもとで翌週には無症状の感染者として職場復帰していたかもしれない。考えると怖い話です。

■2週間の静粛

検査主体(区内の総合病院)から陽性判定の連絡がきたのは4月26日でした。すぐに最寄りの保健所から発症以降の経過ヒアリングがあり、「軽症ないしは無症状の患者」と判断されました。東京都の指針による『宿泊施設での療養及び健康観察』を実施する、として入院はせず、28日から都内の某ホテルで長期滞在するよう説得され、私は受け入れました。
5月10日まで「2週間の静粛」の始まりです。家族も同時期の自宅待機を要請され納得してステイホームしてくれています。保健所は、今回は家族にPCR検査は実施しない、とも言っています。

ホテルの環境については、静かで空調の効きもよく、まあまあ快適です。
以前の仕事で日本のあちこちに出張していたのですが、その当時のビジネスホテル/シティホテルよりも設備やアメニティの品質が上がっていると思います。
部屋の広さはシングルタイプで学生寮の個室くらい。テレビが一台。室内は防音対策もしっかりしているようで静か。
食事は3食お弁当ですが、そこそこ美味しく、メシの量があるので満腹感があります。
パルスオキシメーターと体温計は支給。日に2回計測して健康観察しています。
ホテルに常駐する東京都の事務局は、スタッフや帯同する看護師さんともに(電話での応対のみですが)丁寧に接してくれています。

けれども、圧倒的にヒマです( ´△`)

次回はこれまでの経緯(3週間の空白)についてもう少し詳しく書きます。


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