養蚕を続けていける人の特徴

なんで養蚕やってるの?シリーズPart3

養蚕を続けていくためには
知識とか技術より
家族の理解だったり
仕事との兼ね合いが大事です。

よく聞かれる質問のひとつに
「本業は何をしてるの?」

本職は自宅で鍼灸院をしています。
完全予約制の一人院長。

2012年に子どもを
自然豊かな環境で育てたくて
岐阜県郡上八幡に移住して
開業しました。

自分の子育て優先を
モットーの運営を目指し
自分の休みたいときに
休めるようにしています。

うちのお客さんも理解があって
私が養蚕が忙しいときは
予約を変えてくれたり

中には興味をもって
手伝ってくれる人もいて
なんとか本業と折り合いをつけて
ここまできました。

多頭飼育をはじめたときには
うちの息子たちも割と
大きかったから

猫の手よりかは
役に立ってました。

はっきり言って治療院経営としては
田舎ですし次から次へと
お客さんが来るような
繁盛店とは言い難いですが

逆に今となっては
そのおかげで
養蚕やったり
機織りを習いにいけたり
出来ています。

自分の人生の目的が
「お金を稼いでたくさん働くこと」を
一番にするなら
あのまま都会に住んでいればよかった。

せっかく
子どもを授かって
仕事まで辞めて
田舎に移住したのに
仕事に追われるような
暮らしをするのは
何か違うなぁ、

どうせなら
他の人がやらないようなことを
したい、と思いながら

気づけばここまで
来ました。

私より体力もセンスもあって
お金持っていても
私より自然素材の服作りに
詳しい人でも
私より熱意もって始めたけど
続かなかった人はたくさんいて

どうして私がここまで
続けることが出来たのか
自分でも上手く説明できませんが。

養蚕に限らず
藍染とか
農業でも
田舎に移住して
手間のかかる手仕事をやりたい、
という人が増えてきましたが

やりたい!という気持ちは
とても大切だけど、

それだけで収入や
食い扶持に繋がるまで
とても時間がかかります。

それを理解してくれる
パートナーや
忙しいときにシフトを快く
変えてくれるバイト先か

もっと違う好きなことを
やりながら生きていく
システムを確保しないと
作り続けることは出来ません。

まぁ、それも
移住してみないと
分からないことだし
手仕事だって
何年もやり続けないと
分からないことのほうが多いですから。

思ったようにいかないことも
楽しめる人は何をやっても
どこに住んでも続きます。


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