見出し画像

日本は財政破綻する?本当ですか?

新聞やテレビではよく言われてますが、「国の借金が1200兆円を超えて国民一人当たり1000万円」とか「日本は経済破綻する」という内容を目にします。単純に「俺は借金させた覚えはない」と思ったり、「大変だ!どうしたら良いの?」何て思います。本当なのでしょうか?
「国の借金」つまりは「政府の負債」ですね。
財務省ホームページに下記の政府負債残高のグラフがありました。

財務省からすれば、「日本は他国に比べて借金が多い」をアピールしたいのでしょうが。。。
本当に問題なのでしょうか。
では内訳はどうでしょう?誰から借りてるのでしょう?内訳は下記です。

内訳を見れば、日本銀行、国内の銀行や保険会社等が債権を保有してます。海外は13%程度です。それも円建てです。外貨(ドルやユーロなど)で借金している訳ではありません。ここで大事なのは、「円建て」という事です。政府には「通貨発行権」があります。正確には「日本銀行はお札を刷れます」日本銀行は、政府の子会社の様な立場です。日本銀行の株主は「政府55%」「民間45%」ですが、出資者に議決権はありません。(日本銀行法による)
国債は政府が発行しますが、どの国でも償還(返済)の際に「借換債」を発行します。したがって、返済して債務残高を減らす事はしません。なぜでしょうか?一般家庭や企業では、借金は完済してなくそうとしますよね。ところが、政府が国債を償還して債務残高を減らすという事は、民間に流通している「通貨」お金を減らすことになります。つまり、「国債の発行」≒「通貨発行」だからです。
国債による貨幣供給は下記の様になります。(ウキペディア「信用創造」より)

つまり、自国通貨を持っている日本は財政破綻しないと言うことです。債務不履行(デフォルト)は起きないのです。

政府は「信用創造」により貨幣を供給しているのです。担保となるのは「供給力」です。したがって、インフレ率が供給の限界の目安となります。現状の政府目標は2%です。何を指標として見るかですが、「コアコアCPI」です。季節や外部要因を除くために、生鮮食品やエネルギー価格を除いた物価指標です。https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
現状は、物価上昇しています。「コストプッシュインフレ」輸入物価の外部要因によるものですので、景気が良いわけではないのです。景気が悪い上に物価高。最悪です。給与は上がらないのですから。やはり政府が積極財政によって経済の底上げが急務ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?