犬山紙子←シトウレイ往復書簡 vol.1

ファッション、大好きです。
心から愛していると思う。

ファッションへの溢れる愛は自分のサイトSTYLEfromTOKYO

で書いていて。

それを見てくれている紙ちゃん

と初めて二人でお茶(いや、シャルドネだ多分。「陽の高いうちからワインとかって、大人って最高!」とかいいながら)した時に、いつまでも話が尽きなくーーーそれはファッションであったり、ジェンダーであったり、社会のことだったり、好きな誰かのことだったりーーー

かみちゃんと会って話して、カラカラ笑って、時に真剣に迷って考えて。
いつ会っても時間があっという間で話が尽きなくて。
帰る時、私の頭の中は彼女によってクリアに整理されている。

そんな私達の往復書簡をみなさまと共有できればと思います。


まず始めは僭越ながら、私から。

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紙ちゃん元気?レイです。
私最近考えてるんだけど、かみちゃんて背中が空いた服とか着るときどうしてる?
私、見せブラ着けるよりも潔くザックリ背中見せたい方なのね。そうすると首をもたげ始めるのはアレです、乳首問題。
日本だと女の人が乳首透けてるのってドストライクで禁忌案件だよね。男の人は乳首見えてても何にも言われないのになんで女性はダメなんだろう(乳首隠した水着着てる男性はいない)。

個人的には乳首ちょっと透けてたくらいでグダグダ言うなよって思ってて。(のびのび自然体!って感じでチャーミングだとすら感じるし)とは言えなかなか日本だと「そういうわけにもいかないんですよね…」という無言の空気なるものもやっぱり感じているのも事実。
同調圧力をはねのけるほどに乳首に関する気概が私にあればいいんだけれども、そこまででもないから若干納得いかない気持ちも抱えつつ、ニプレスを両胸にはってます。
 
でもね、ニプレスはってるこの姿ときたら見事に間が抜けていて、冴えなくて。鏡越しに「この胸にわけわかんないパッチ貼ってるイケてない姿が私なのね…」って軽い自己否定まで感じる始末。
 これ、よく考えたらおかしくない?ファッションって人の気持ちをワクワクさせるもの。自分の気持ちをよりアゲるツール。つまり自己肯定に繋がるものであるはずなのに、服着る前から乳首に好きでもないシールだかパッチだかペタペタはって、ゆるめに自己否定始めてるって矛盾してない?
 洋服だったら、着たくない服は断固として着ないって突っぱねられるけど、ニプレスだけは仕方ないってあきらめて着けてるこの状況。

ここ最近って、ボクシング連盟のこととか、日大の問題とか、東京医科大の女子差別問題とか、「理不尽とは感じてたけど、まぁ仕方ないって諦めてたこと」へ扉が開かれ始めてきてるなーって感じてて。理不尽がパブリックな場所で語られ始める時代になったというか。
ま、そういう世間の流れも受けて、そろそろ私たちの乳首にも自由と解放がほしいなって。ファッション大好きだから、もっともっと、もっともっと楽しみたいんだもん!理不尽を飲み込んでファッション諦めたくないんだよね。
ファッション好きの紙ちゃんの考えも聞きたいなって。
ではではまたね

レイ♪

#fashion
#Women
#gender

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