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パラレルアントレプレナーの事業ごとの時間配分

複数の事業を同時に並行して起業、経営しているパラレルアントレプレナーの場合、適切に事業ごとの時間配分を調整しないと、事業がフォローしきれなくなってしまいます。

私自身、2016年にFOOD JEWELRY株式会社(FJ)とHigh Altitude Management株式会社(HAM)の2社を起業し、これまで経営してきた中で、いつも意識していたのが以下の2点です。

・事業の発展フェーズ
・事業の季節性

まず、事業の発展フェーズについてです。
事業の発展フェーズに合わせて、起業した2016年と、現在の2020年では、事業に対する時間の配分を大きく変えました。
時間の比率でいうと、2016年ではFJ:HAM=8:2だったところが、2020年ではFJ:HAM=1:9になっています。

発展フェーズ

2016年当時は、とにかくFJの業務が多かったです。業務を任せることができる社員スタッフの採用が遅れた結果、経営から現場までのすべての仕事を私が回さないといけない状況に陥っていました。
幸いだったことは、FJを立ち上げた半年ごとに始めたHAMは、それぞれの業務を任せることができるメンバーがいたため、私が自分の業務(店舗経営・開発、PR)に集中できたことと、また立ち上げ当初はそれほど案件数も多くなかったことです。
そのおかげで、なんとか2社の経営を回すことができました。

ところが、いまは時間配分が逆転しています。
HAMについては案件数が大幅に増えている中で、私の担当業務に加えて、体制作りが急務となっています。
そして、HAMでの体制作りに取り組むための時間は、FCにおいては重要な経営判断のみに業務をフォーカスすることで確保しています。これが可能だったのも、現在ではFJでは社員スタッフに権限移譲を進めることができていたからです。

また、事業によっては季節性(繁忙期と閑散期)もあるので、月によって時間配分を変えていたりもします。
HAMは、店舗が新規開店する時期は準備で忙しくなります。特に、人の動きが活発になる、新規出店するには適した春から夏あたりが多いです。一方、FJは、クリスマス・バレンタイン・ホワイトデーといった冬(12~3月)が忙しいです。図にするとこんなイメージです。

繁忙期グラフ

FJとHAMの事業を両立できているのも、事業ごとの季節性が重なっていないことも大きいと考えています。

このように、長期的な事業フェーズの発展フェーズ、また、短期的な1年における季節性を考えながら、事業ごとの時間配分を適切に設定しましょう。

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