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20:意思決定のコンディショニング

経営者の仕事の一つは「意思決定」です。
常に移り変わる外部環境の中で、メリット・デメリットを踏まえて、1つのオプションに決め、前に進み続けます。

そして、意思決定はあらゆる業務で発生します。
事業の戦略を決めるという大きなことから、メールをどのように返信するかという日々のことまで、すべてが意思決定だと考えています。

そして、この意思決定の成功打率で、事業の成功の可否が決まります。

だからこそ、意思決定する時の自分のコンディショニングは大切にすべきと考えます。

1)夜に決めない

経営者も人間なので、気持ちのUP/DOWNはあるものです。
だからこそ、気持ちがマイナスに傾いているときは、思考、意思決定もネガティブな方向に引っ張られがちです。

私の場合も、疲れているとき、特に18時以降の夜は、「失敗したらどうしよう」「うまくいかないかもしれない」そんな気持ちがこみあげてくることもあります。そんなときは、その日は仕事を切り上げ、翌日に意思決定を回します。すると、翌日になると、不思議なことに、ネガティブな考えが吹き飛びます(笑)
夜は、仕事の意思決定をするには「鬼門」だと思います。

2)無理に決めない

即決できずに意思決定に悩んでいる場合、その日に結論を出すのではなく、1日寝かせることにしています。

私の場合、即決できないのは、何に悩んでいるか自分自身が把握できていないことが多いです。
そういう時は、いったん考えることから離れ、寝かせる。そして、冷静になった頭で、何に悩んでいるか、メモに書き出し、頭を整理します。
頭が整理されると、意思決定に悩むことはなくなり、スムーズに決めることができます。

※「悩んでいる時の意思決定の仕方」については、別途記事にしたいと思います。

3)怒っている時に決めない

「怒り」のエネルギーの中でも、社会に対する怒りは「会社を辞めて、起業しよう」など思い切りが必要な時は役に立つかもしれませんが(笑)、他者への怒りは意思決定の邪魔になることが多いです。

他者への怒りは、自分のプライドが傷ついたり、自分の利益が侵害されたり等、自分を守るための「自分起点」の感情である場合も多いと思います。

しかし、意思決定においては、「最大多数の最大幸福」を考えることが大切だと思います。より多くの人に応援してもらえる事業が、より大きな成功を収めます。だからこそ、自分の利益だけを優先した意思決定は、敵を増やすばかりで、仲間を失うことにつながります。

「自分、いま怒っている」と考えられるくらい、冷静になってから意思決定を行いましょう。

ポイント20:意思決定の成功打率を上げるためのコンディショニングが大切

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