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子どもと大人と両方向け

ずっと会えていなかった大学の先輩に会えることになった。先輩は会わない間に結婚出産を終え、もうすぐ子どもが1歳になる。
赤ちゃんのうちに会いたいです!とお願いして遂に会えることに。

場所は二子玉川。行ってみたいお店があったので伝えると、ちょうどそこが良いとのこと。

「100本のスプーン」
子連れ用専門レストランと言っても過言ではない、間違いなく小さな子向けのレストランだ。

なぜ小さな子向けかというと
・離乳食が無料
・全てのメニューにハーフサイズ(子どもサイズ)がある
この2点が大きく挙げられるだろう。

・離乳食が無料
ただ無料なだけではなく、相当なこだわりがある。
無料と言うから、ただ店員さんに離乳食を頼むだけかと思いきや、離乳食のメニューがあることに驚いた。
3.4.5月の春、6.7.8月の夏、9.10.11月の秋、12.1.2月の冬。季節ごとにメニューが変わる。そして月齢に合わせて、初期中期後期から選ぶことができるのだ。そのどれもが丁寧にとったお出汁を使って作られている。

・子ども用のハーフサイズ
これもすごいアイデアだと思う。お子様ランチを頼むけど結局大人の物が食べたくなる気持ちが私にもわかる。実際、子ども用のものをお母さんが、お母さんのごはんを子どもが食べている光景も目にしたことがある。大人と同じものを食べられる嬉しさ。子どもと同じものの美味しさを共有できる嬉しさがそこにはある。

平日昼に入店したところ、子連れではないテーブルはほぼ0。すごい。 外にはベビーカーの行列が出来ている。

席に着くとカトラリーと色鉛筆が置いてある。メニューは新聞のような形で表紙が塗り絵になっていて、持ち帰れるみたい。先輩の娘ちゃんには後期の離乳食を、先輩と私はミートソースパスタを頼んだ。

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フレッシュトマトとローズマリーとローストアーモンドがアクセントになって美味しかった。離乳食も美味しそうで小さいサイズが可愛い!
なんで小さいだけであんなに可愛いんだろう…

平日だったこともあるかもしれないが店員さんたちも子育て経験者に見える方が多く、ぐずったお子さんを上手に声をかけたり、きめ細やかなサービスが印象的。トイレや授乳室も店内にあって、気遣いがすごい。

最後のレジのお兄さんがお気に入りだった娘ちゃん、ずっと笑顔で手を振っていた。お兄さんも「私もちょうど同じくらいの子どもがいるんです。」と先輩とパパママトークをしていて、あったかいなあと。

子ども連れに特化するとなると一見客層が狭まらように思うがそんな簡単な話じゃ無かった。
小さな子どもがいるお父さんお母さんだって、レストランに行きたい時がある。そんな時に綺麗な店内で、子連れウェルカムな雰囲気のお店、ヒットしないわけがなかった。
夜は子ども用のワイングラスでブドウジュースが飲めるらしい。大人はワインで、子どもはブドウジュース、お揃いのグラスで乾杯したら素敵な楽しい夜になるんじゃないか。
二子玉川という立地もまたいい。ファミリーに人気で子どもが増えてきている場所。また、ちょっとおでかけ、のときに行きやすい場所。

セルフブランディングとは違えども遠からず、自分のターゲットを決めてそこに特化する大切さ、すごさをみた気がした。

毎日note16日目



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