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キャッシュレス時代に丁度いい財布(n番煎じ)

ャッシュレス決済、流行ってますよね。

クレジットカード、デビットカード、非接触型タッチ決済、QRコード決済などなど。
どんどん小銭が必要なくなっていく時代になりつつあります。

「コンパクトな財布」って売り文句の商品

今までは、所謂「ミニマリスト」な方々向けやそれらを参考にした「シンプルライフ」向けの商品が今もたくさん出回っていて、デザインや機能を日々アップデートしていっています。

私自身も、コンパクトな財布を求めてまぁ割と長い旅をしてきたので、(個人的)最適解を今回はお話ししたいと思います。

最初は長財布ユーザーだった。

就職してすぐくらいに、海外旅行先(中国)で購入した「どこのブランドとかよくわからない」長財布を購入しました。

当初は現地通貨を入れると便利かな。程度で購入したものなので、日本円で3,000円しない程度のものでした。

カードが8枚程度、お札入れが2か所と超シンプルな薄めの革財布でした。

小銭入れはありませんでした。

日本に帰ってきて、せっかく買ったし使ってみようかな。程度の気持ちで使い始めて、すぐに気が付きました。

「小銭入れほぢい」

当然ですけど、日本で生活していたら小銭が出ます。
(中国でも出るけど会計で出すほど細かい決済に使用しなかった)
初日で絶望した記憶があります。

親は、長財布と小銭入れを別々に持ち歩くスタイルを私が小学生くらいからずっと続けていますが、幼いころから「めんどくさくないのかな」と思う程度には「小銭入れ」という存在が謎でした。

よく、「ビジネススーツに小銭入れはないでしょ(笑)」みたいなのを見かけるので、はっきり言います。

ゴツい財布をビジネススーツに入れているのが悪いのであって、小銭(入れ)自体が悪い訳ではない。

そんな事はわかっていましたが、家で貯金箱運用(帰ったら手持ちの小銭を全部貯金箱に入れてリセットする)みたいなことはしたくなかったし、貯まった小銭どうすんの?と思っていたので、小銭入れ付きの薄めの財布を探していました。

見つけたのはAmazon。長財布。

流石Amazon。あるんすね。

そこそこ薄めで、カードもお札も小銭も平均的に収納できます。
及第点を十分に与えられる財布でした。

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ちなみに、ブランドとかに全く拘りがないので、Amazon一択でした。

当時、キャッシュカードもクレジットカードもポイントカードも健康保険証も免許証も持ち歩いていたので、結構なカード枚数でした。

・運転免許証
・健康保険証
・キャッシュカード
・クレジットカード
・クレジットカード
・ゲーセンのカード(PASERIみたいなやつね)
・T-POINTカード
・ガソリンスタンドのカード(後にT-POINT対応になって不要になる)
・近所の飲食店のスタンプカード

これらが財布の中に入ってました。
当時は特に何も思いませんでしたが、今考えると「バカかな?」と思うほど無駄でした。

4年くらい使って気が付きます。

カードってこんなに必要?
ただ、それには理由がありました。

2020年現在ほど、キャッシュレスにやさしい世界ではなかったのです。

当時住んでたのは高松市(香川県)
SUICAもなければEdyが使えるお店も限られていました。
クレジットカード利用も観光客向け店舗かチェーン店くらいでした。

割と頻繁に現金が必要になる環境でした。

転勤を機に、財布を更新することにしました。
(関東だったし)

小銭入れだけどカードも紙幣も入る

どこぞのYouTuberが紹介していた、小銭入れの形状をした財布を買いました。
(同じものではない。似たようなもの)

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L字ファスナータイプで、中に小銭用のポケットがあるタイプのものです。

こいつの弱点は、小銭とカードを共存させるとかなりおさまりが悪いというところ。
カード4枚、小銭15枚程度が限度といった感じ。
(紙幣は8枚くらいいける)

某tuberさんは、メインの財布との兼用みたいな感じで紹介していたので、まぁ当然な結果な訳で…。

何を思ったかマネークリップを買ってみる

「カードを別けたらええやん」と安直な答えに行きつきます。

使い勝手はそんなに悪くありませんでした。
当時は、おサイフケータイのSuicaで改札を通っていなかったので、マネークリップからICカードを出すのが簡単すぎて割と便利に使えていました。

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しかし、事件は起こります。

カードが痛んで磁気ストライプもICチップも死ぬ(しかも2枚)

マネークリップの弱点はその取り出しの度に結構な摩擦が発生することと、製品によってはカードの側面に対して圧力がかかるので、カードが湾曲してしまう点にあります。

ストライプとICチップが、それぞれご臨終され決済に利用できない事件が発生。

カード会社に連絡し破損で再発行をしてもらうが、当然到着までは使えないので、現金生活がフル回転することになる。

ついに行き着く、最適解。

近くにモンベルショップができたので、特に買うものも決めずうろうろしていたら、発見する。

トレールワレット

重量15g!価格2,000円以下!

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カードポケットは3か所。それぞれに2枚まで。
小銭入れ完備(15枚くらいが限界)

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財布としての収納能力は、決して最強ではないが、価格と重量に惹かれた。

ちょっとオタクな話をすると....

使われている素材は330デニールのバリスティックナイロン。
バリスティックナイロン自体は、アウトドアウェアやバッグに使われるような高強度な素材。一部のミリタリーグッズにも使われている。
リップストップジッパー。
小銭入れ部分はジッパー。このジッパーが秀逸。
持ち手部分をジップ面に対して垂直に立てないと横移動できない機構。
このおかげで、引っかかって開いちゃう。ってことがない。
しかも、適度に閉じる方向にテンションがかかっているので、不意にロックが外れることも少ない。
(バッグのサイドポケットなんかについてたりするよね(高級品の))
カラーが個性的(アウトドア用品だし)
ネイビー、黒、カーキ(深緑)、シルバー(白)、オレンジ。の4色。
内側の色が外側と異なるカラーもあるので、実物かWEBで確認した方がいい。

あくまでトレッキングや登山で必要な最低限のものを持ち歩くためのものなので、収納能力よりはコンパクトさと重量の削減に重きを置いた商品な訳。

スキミング防止とかそういう機能はないので、旅行用とかで使うのはあまりよろしくないかもしれませんが、RFIDブロックカードは市販されてるのでその手のアドオンをすれば使えないわけではないです。

店頭で触った最初の感想

軽~い。すぐ破れそう…。
でも、サイズも収納もちょうどいいな~。

5,000円くらいなら買うのやめよう。と思って値札を見て、そのままレジに行きました。

使えなくても、海外旅行用ってことにすればいいよね。と思っていたくらいに安かったんです。
定価が2,000円切るのは神。

サイズを説明すると
30枚対応のハードタイプの名刺ケース。あれと同じサイズです。超小さい。

お札は三つ折りになっちゃうので、使いづらいですが、2019年から可能な限りキャッシュレスに移行してるので、困ったことはありません。

最終的に財布の中のカードは

・運転免許証
・クレジットカード
・クレジットカード(T-POINT兼用)

だけになりました。
小銭が数枚になるころには、ポケットに入れると不安になるくらい軽く小さくなってしまいます。

現時点で分かっている唯一の弱点

バリスティックナイロンは「伸縮しない」というのがあります。
(まぁナイロンなので当然ですけど)

お札を新しく入れると、折り目が付くまで結構膨らみます。

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なので私は、ヘアゴムみたいなやつを巻き付けてます。

最初はよくわからないシリコンバンドみたいなのがちょうどよかったので使っていましたが、ポケットに入れるときに引っかかったりするので、速攻でやめました。

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100円ショップで売ってる、自分で作るタイプのヘアゴムです。
既にわっかになってるタイプだとゆるゆるなので。

財布に対する考え方を変えた

多くの財布が革製品で、「高級レザー」や「職人の~」など大切に長く使ってほしいみたいな製品商品が多いと思います。

悪いことではないです。実際にエコだしコスパもいいかもしれません。

実際に私も、財布を買い替えるときは、化学繊維のものは脳内で除外してました。
(マジックテープ財布は「バリバリ」以前に面ファスナの部分の耐久性の観点から除外してましたが)

キャッシュレスに関するお話は別の記事にしますが、キャッシュレスになることで、財布に対する考え方を変えていく必要があるのかもしれませんね。

もし、生活の中で財布の存在が少しでも薄くなっている人がいたらちょっと考えてみてほしいんです。

~万円するブランドものでドヤるのか
革を育てる楽しさを趣味として昇華していくのか
機能と入手性に全振りしていくのか

どれが正解とかないと思います。人それぞれです。
私のライフスタイルの中で、メンテ(補修やケア)しながら長く使い続けるものの中に「財布」は入ってなかったってだけの話でした。