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恋愛・婚活という長いPDCAが終わった

 つい先日、婚姻届を出し、ついに恋愛および婚活というPDCAが終わった。実感としてここまでの行程は私には長かったように思う。

 幼少期から24歳で結婚するものだと信じて疑っていなかった。理由はいたってシンプル。両親は職場で出会って2ヶ月付き合い、1週間で結婚という山ちゃんもビツクリの超スピード婚だったのである。父32歳、母24歳だった。母はその時のことを何度も「1日に3回もプロポーズされて、『おばあちゃんが死にそうなんだ』ってパパが言うからかわいそうに思って結婚したんだけど、当時のママにとっちゃ32歳なんておじさんであっという間にマリッジブルーになったのよ~でも結局押しに負けて結婚したのよ~」と振り返っていた。この話を聞くたびに私は「そうか、女性は早く結婚するものなのだ」と無思慮に信じて疑わなかった。まさかそこから、こんなにも結婚するのに苦心し続ける日々が継続するなんてNo body knowsである。エンジョーーーーイ!!!!まだ音楽は鳴り続けているが、とりあえず、私の婚活というPDCAが終わったので初めてここに書き綴ってみたいと思う。

1 大学受験とは全く違う結果が伴うとは限らないゴール

 大学受験は正直私にとって、そんな辛いものではなかった、控えめに書いて、成功だった。当然のことながら、向き不向きがあるとは思うが、勉強をする→得点が上がる→合格する、という「努力すれば結果が出る」勉強による大学受験というものは「目標達成型」の人間には非常にマッチしているシステムなのだ。一方で就職活動は非常に辛かった。そもそも何故その企業から落とされたのかというフィードバックはなく、いつも「ご縁がない」「相性が悪い」というざっくりしたお断り理由を背景に漂わせながらただ「今後の活躍を」お祈りされるのみ。ただこのご祈祷就職活動ですら、「社員をとりたい企業」と「就職したい学生」のマッチングなのだから、需要と供給という意味でのタイミングは完全に合っていた。一方、結婚とは。恋愛をしながらも、お互いの「結婚」というタイミングがいつ合うかもわからない中で、付き合うまでのマッチング、結婚までのマッチングを試し続ける。はっきり言ってめちゃくちゃ効率が悪い。結果型人間にこれほど向いていないものもない。大学受験、就職活動以上に努力と結果が結びつかない、というかもはや相関関係ゼロ!のゴールだったのだ。(結婚はゴールではないなどのクソリプは受付けません)学生時代、可愛くない、目立っていない、モテない思っていた女の子から順に結婚していく20代前半。私とその口の悪い仲間たちは、彼女たちの相変わらず可愛くないけど幸せそうな結婚式の写真を見ながら「なぜこのアダムスファミリーたちから順に結婚していくのか・・」とうなだれていたものである。(←カス野郎の集まりで申し訳ない、お前らそういうとこやで!)

2 過去最低の思い出 モラルハラスメントから生まれた4分類

 そうして20代は後半に突入し、いろいろな人と付き合うも結局破局を繰り返していた私はとある男性と付き合い、結婚したいと言われ始めるようになる。私としても適齢期だと思っていたし何の問題もなかったが、ある日私が健康診断に引っかかることでその状況はガラリと変わった。会社の定期検診でとある病気を診断され翌日に大学病院に行かされたのである。当然、私のメンタルは地の果てまで落ち込み、その夜彼氏に電話をした。翌々日のことである。「話がある」と言われ、呼び出されると「どうして俺が大事なプレゼンの前日にあんな重い話するの?」と言われた。(そもそもプレゼン初耳ダヨ!)自分の耳を疑ったが、なぜかそこで私は「ごめん・・」と完全にキャラ違いのリアクションをとったのである。そう、この男は完全にモラハラだったのだ。モラハラとは精神的DVのようなもので、受け手は気付いたら従っているケースが多いらしい。御多分に洩れず私もその男性に責められる度に自分が悪いと思い始めていた。そして最終的に相手から「俺のことを大切にしていない」と振られたのである。(なんて幸運!その後、後悔したのか連絡きたけど無視)

 別れてみて、やっといかに自分が相手から追い詰められていたかを自覚し、もう二の轍を踏むことは避けたいと強く確信。友人Kさんと就職活動ならぬ、自己分析及び、企業(相手)分析をすることで、相性を明確にすることにした。これが我々が独自に開発した「4部類マッピング」である。(続く)


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