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まだまだ意外なことを知らない甥っ子。レーズンってぶどうなの?

 甥っ子が我が家で生活を始めてから、献立はやはり青少年が喜ぶ『唐揚げ』『とんかつ』『カレー』などのガッツリ系メニューの頻度が高くなりました。

とは言え、甥っ子は中学生。小さな子供でもないし、ある程度は大人の味覚にも慣れていって欲しい。そこで、ちょこちょこ甥っ子が今まで食べた事がないであろう多国籍な料理も我が家の食卓には並びます。

ある日はキヌアサラダ(これは不評)、

またある日はタイの焼きそばパッタイ(大好評!)

さらにまた別の日にはモロッコのタジンチキン。(これも大好評)

ってなわけで、我が家で甥っ子も食べられる献立を探り探り増やしております。

最近一気に寒くなってきて、鍋が恋しい季節になりました。そこで、我が家の鍋料理の定番、薬膳鍋を甥っ子に一か八か食べさせてみることに。夫も好きな鍋で冬場は身体がポカポカになるので何度も食卓に登場させたいメニューなのです。

様々なスパイスや中華食材が入るので、いきなり食卓に並べては甥っ子が警戒するだろうと、下ごしらえを手伝ってもらう事にしました。

八角、クローブ、花山椒、クコの実などの数を数えながら甥っ子に鍋に投入してもらいます。

「何これ??臭いね!」

などと言いながら、初めてみる食材にちょっとワクワクもしている様子。最後に甘みを加えてくれるレーズンも入れました。

いざ、実食!!初めての薬膳の風味にどう反応するかドキドキでしたが、甥っ子も「美味いね!」と、気に入ってくれました!やったぁ〜♪


「特にコレが美味いね!コレ何??」

「レーズンだよ!」

「え?シワシワじゃなくなるんやね!」

「そうそう、鍋のスープを吸うから戻るんだよね。レーズン作る時って、ぶどうを天日干しして水分を飛ばすから、水分が抜けてシワシワになるわけよ。今は鍋の中でその逆の現象が起きてるようなもんだね。ちなみにドライフルーツになると栄養価も増すんだよ」

「へぇ〜、そうなん?!ってか、レーズンってさぁ、ぶどうやったん??」

ズコーッ!!!!知らずに食べてたのか~い!!

「レーズンってさ、干しぶどうって言うじゃん?つまり”干したぶどう”じゃん??だからさ、”ぶどう”だよね?」

「あ~、、、確かに。」


中学一年生、生意気な事も言いますが、まだまだ意外な事を知らないものですねぇ。大人びた瞬間や、まだまだ子供だなぁ~という瞬間が混在していて中学生って本当に面白いっ!!

鍋を食した後も、コストコで買ってきて大容量のレーズンの袋を脇に抱えて、デザートがわりにムシャムシャお召し上がりになっておられました。 

甥っ子よ、また一つ大人の階段登ったね。

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