ここは退屈迎えに来て
こんばんは。
いかがお過ごしですか?
夏が襲いかかってきて段々息苦しい毎日です。
毎年毎年、どうやって夏を乗り切ろうかと考えていて
でも答えは全く出ないまま気づいたら夏が終わっています。
仲良くなれる方法、教えてください。
最近は映画のこともあまり書けていなかったので
今回は映画のことを書きたいと思います。
5月に「ここは退屈迎えに来て」という映画を観ました。
原作を本で読んだことがあったのですが、映画館で観るチャンスを逃したのでAmazonプライムで鑑賞しました。
高校生の時に観ていたらどんな風な感想を抱いたのかな、とちょっと後悔も感じつつ。
でも高校を卒業した今だからこそ、分かることもたくさんありました。
何者かってなんだろう。私も常に何者かになりたかったな。
大切なものや人を全部そのままの空気で大人になることはできないと知った、大人たちがあの頃に戻りたくなるような感覚を少しづつ取り戻していく。
あの頃の大切と、何年後かの大切は違うことに気づく。
確かに大人になってしまった彼らは、もう戻れない過去に絶望したりもする。
分かるような、分からないような感覚でした。
大好きだった人の顔や仕草がある時、思い出せなくなってしまうことがあるとしたら、
それは思い出せないのではなくて、覚えている必要がなくなった時だと思いました。
私にとってもあなたにとっても覚えている必要がない。
悲しいことのように聞こえるけど、そうやって人は今を更新していくのだと思った。
退屈だし、ここじゃどうしても満足できなくて、でも私にはここがお似合いで。
ここが好きだけど、ここにいる自分は嫌い。
何もかもに嫌気が差すけど、何も変えられないのが現実で。
心地良いことと、居心地が良いことの違いの感じました。
迎えに来てと誰かに頼むより、私が自ら飛び出していくことがあの頃の輝きを取り戻す第一歩だと思います。
あなたにとっての椎名くんも
私にとっての椎名くんも
あの頃のまま、記憶の底に蓋を閉じることが時には大切だなと思いました。
「生きるとは何者かになったつもりの自分に裏切り続けられることだ」
前に読んだ本で印象に残った言葉を思い出してこの映画と重ねてハッとなったり、私にらとてもグサグサくるようなそんな映画でした。
この映画を観て、速攻茜色の夕日をギターで練習しました。笑
高校生の子たちにもぜひ観てほしいな。
この映画を観て未来にちょっと絶望しながらも
ワクワクして欲しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
おやすみなさい。
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