見出し画像

本好きの話は楽しい。文化教養にたっぷり浸れるオススメの音声サービス3選📚

涵之如海 養之如春
之(これ)を涵(ひた)すこと海の如し 之を養うこと春の如し

こちらは、中国 後漢の歴史家、班固(はんこ)という方の言葉。

学問や見識は、海のように広い文化教養にたっぷり涵らせ、春の陽ざしが万物を育てるように養っていきましょう。万事、焦らず、じっくりやりましょう。

みたいな意味らしい。
わたしは、この言葉がすごく好き。

特に、「学問や見識は、海のように広い文化教養にたっぷり涵らせ」って所がたまらない。

海のように広い文化教養に溺れてる瞬間が好きなんですよね。

知的好奇心が満たされすぎて、沈んでいく快感
感じたこと、ありませんか?

知的好奇心を満たす方法には、色々ある。
美術館や博物館に足を運んだり、本を読んだり、誰かの話から刺激を受けたり……。

どれも素晴らしい体験なのだけど、意外と時間はかかります。
こんな時間が常に取れたらいいのだけど、実際はそんなに余裕はないもの。

だからわたしは、音声サービスをオススメする。
日常の20分だけ、好きな時間に、存分に知的好奇心を満たすことができるスペシャルなコンテンツの数々。

ぜひお試しあれ。

1. 荒木博行のbook cafe / Voicy

無類の読書好きの荒木マスターが、毎日更新しているコンテンツ。1つのコンテンツの中で2冊の本が紹介される。1冊は20分くらいかけてじっくりと、もう1冊は5分くらいでサラリと。(本によっては、20分×3日間などで紹介される)

荒木マスターの解説がとにかく分かりやすい。読んだことのある本は、内容の再確認ができ、読んだことのない本もそのエッセンスに触れることができる。自分では手に取らないであろう本とも出会えるのも魅力の1つ。ここで紹介されて、ついつい買ってしまった本は数知れず。

不定期に開催される作家との対談、リスナーからの相談コーナーなども面白い。

ちなみに、そんな荒木マスターが書いた本もまた示唆に富んでおりかなりオススメ。こちらは、キャリアにモヤってる全ての世代の方に読んでほしい一冊。


2. ホントのコイズミさん / Spotify

小泉今日子さんって、2005年から10年間、読売新聞の読書委員として97冊の書評を書いていたんですって。

10年続けるって、すごいですよねぇ。

アイドル時代、忙しいときに話しかけられないようにするため小道具として持っていたのが本だったそう。そのうちに、本を読むへの楽しさに気づいて本が好きになったらしい。

そんな小泉さんが、オープニングで語る言葉も素敵なのだ。

本との出会いが、新しい扉を開き、まだ見ぬ世界へと誘ってくれた。
日々の生活の小さな哲学、世界とのコミュニケーション、そして本当の自分。
かけてほしい言葉ばかりではない。
それでも、この手の中にあるのは、わたしのためだけの言葉。
わたしのページをめくるのは、わたしだ。

本に関わる多様なゲストと小泉さんが、自由にパーソナルな対話をするコンテンツ。上質なトークは、毎回新しい気づきを与えてくれる。

小泉さんって、カッコイイんですよね。憧れの女性の1人です。
以前、そんな思いをnoteに書いたことがあるので貼っておきます。

3. COTEN RADIO コテンラジオ / Podcast 

歴史好きにはお馴染みかもしれない、人気コンテンツ コテンラジオ。

株式会社COTENの深井さんとヤンヤンが、濃ゆい歴史を語りまくる歴史系Podcast。パーソナリティの樋口さんが聞き役となって、歴史の教科書では語りきれなかった歴史の背景や人物のパーソナリティを丁寧に紹介してくれる。

深井さんとヤンヤンは、1つのテーマを語るのに何十冊もの歴史書を読んで、準備をして、収録に臨んでいるらしい。だからとても多面的だし、変に特定したり断言したりもせずに、事実と解釈をフラットに解説してくれるのが有り難い。

歴史を知ることは、過去にしがみつくことでも後ろ向きなことでもなくて、人生を楽にしたり、より良い未来へのヒントを得ることなんですよね。

多くの人に聞いてもらいたいコンテンツだけど、量が膨大で、相当な沼だからハマって抜け出せなくなること間違いなし。覚悟を持って聞いてほしい。

あと、深井さんが書いたこちらの本もとても分かりやすくて、導入として最適。
歴史に興味がない人でも、いま何かに悩んでる人にはとてもオススメ。個人的な悩みと思っていることでも、人類の歴史を振り返れば別の誰かと同じ悩みだったりするので、「大概の悩みの答えは歴史の中にある」のだと思う。

 

以上、オススメの音声サービス3選でした。

この記事を読んでくださった方が、
海のように広い文化教養に溺れまくって、沈みまくって、幸せな時間を過ごせますように。


= お わ り =

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?