神楽坂エッセイ。
30年間生きてきて、神頼みをしたことはありませんでした。
中学生のときの部活、高校受験、とってもくるしかった恋愛、仕事での人間関係……
神頼みなんかしない。だって神様なんて存在しない。
人生で起こるすべては、自分の頑張りでどうにかするものだと思って生きてきました。
でも、2015年の10月から、わたしは毎日のように赤城神社に通うようになりました。
仕事に行く前、爽やかな日差しの中で「今日も元気に過ごせますように」と手を合わせる日があれば、
あるときは終電間近、暗闇の中で「ごめんね」と言って泣きながら手を合わせる日もありました。
そうして、2016年7月1日。元気な男の子を出産しました。
今ならわかります。
”感じます”の方が正しいかもしれません。
神様って、いるんですね。
わたしの中にある、やり場のない不安を受け止めてくれました。
いつもそこにいて、きっと大丈夫だよといわんばかりに、毎日わたしを迎えてくれました。
神楽坂は、わたしが初めて神様に出会った街です。
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会社の10周年パーティのときに、書いたエッセイです。
いや、なんど読み返してもいいな…(え、自分で言うんだ…)
また書きたいです!
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