七藤玲〈詩〉

詩を書いていきます。 いつか詩集を出してみたい。 美しい勘違いを演出したい。 https://twitter.com/rei_na__na
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【詩】都会

嫌いなものも自分を形づくっているから、他人のあら探しをしてしまうことを100パーセント悪いことだとは思えない。 大切なものほど傷がつく世の中だ。それなら、知られない…

【詩】心 (しん)

誰かの去ったブランコが きぃきぃないている 冬の明け方 揺れる影 またひとり離れていったのだ 裸の木々がそびえ立っている 骨の芯に寒風が吹きつける 近道で前を横切っ…

【詩】アルミ缶の祈り

重力で埃がゆかに落ちるように 思い出にも重みがあればいいのに。 そうでないから、今日も軽々しく 頭の中の暗がりに集めてしまう。 遠ざかるほど美しく映るというのなら、…

【詩】どうせ月には照らされる

美しいものを見るのは好きだけど、ふれるのはいやだ、汚したくないから、そう思っているから、僕は美しい。 人と人の距離を測るように雪が降り、そこには足跡をつけないほ…

【詩】僕たちの風

自分の部屋の窓は、外から見ると、指輪みたいに頼りない。 ここは、本当は自分の家ではない。 生まれた瞬間、僕は数人の僕に分かれて、散り散りにこの世界に飛散した。 そ…

【詩】想い出

おばあちゃんの髪留めをもらいました。 全部で8個ありました。 「しあわせだなあ」ってつぶやくとしあわせになれるって、おばあちゃんから教わりました。 涙の滴がぽたぽた…