イメトレって大切。

好きな言葉のひとつに『イメージできることは実現する』がある。
私は総理大臣になっているイメージはできないし、違和感がある。
ミュージシャンになっているイメージも、同じだ。
自分が人前で歌うなんて、とても想像できない。

でも、自分が脚本家としてスタッフロールに名前が載ることはイメージできてたし、なんら違和感はなかった。
きっと自分の中で『そうなる』と思っているからなのだろう。

以前、知人からある学校で脚本の書き方の講義してくれないか?と、依頼された。
今まで講義なんてしたことがなく、かなり緊張していた私は、シナリオ学校時代に書きとめたノートをひっぱりだしたり、基礎の本をあさり、カンペまでつくった。
なかでもお風呂に入ったときと寝る前のイメトレは毎日していた。

講義当日。
緊張はしていたが、いい緊張だった。
悪い緊張は吐きそうになったり、心臓の音が手先や足先までドン!ドン!と響いて震えてしまう。
でも、それがなかった。
いい緊張は声がはずむような、ワクワクしたときに似た緊張なのだ。
(あくまで私だけの感覚だけど)
そんな緊張の中、90分の講義はなんの問題もなく無事に終わった。

意外と頭の中は真っ白になってなくて、全部覚えていた。
そのときにイメトレの大切さを感じた。
最初のうちは「大丈夫かな…」と不安でも、何度も何度もイメトレしてると、脳がだまされるのか『イメージ通りの自分』が頭の中に棲んでいる。
そうなるともう大丈夫になってる。

成功体験はいい自信になる。
積み重ねていこう。
私がなりたい私になるために。


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