株式会社Reha Labo Japan
部門や職種の垣根を越えた連携強化で、リハビリのその先へ。ーー訪問看護部門・部門長 渡邉祥平さんの描く未来
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部門や職種の垣根を越えた連携強化で、リハビリのその先へ。ーー訪問看護部門・部門長 渡邉祥平さんの描く未来

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リハラボで活躍するスタッフへのインタビュー企画。今回は、訪問部門の部門長を務める作業療法士の渡邉祥平さんにお話を伺いました。

作業療法士を目指したきっかけやこれまでの歩み、また、在宅ケアにおいて大切にしている想いや今後に思い描くことなど、その魅力に迫っていきたいと思います。

■ 渡邉祥平(わたなべ・しょうへい)氏 
作業療法士 / 心臓リハビリテーション指導士

新潟県出身。作業療法士免許取得後、東京都の回復期病院にて脳卒中や心臓リハビリテーションに従事。訪問看護ステーションでの外勤がきっかけで在宅でのリハビリテーションに興味をもち、2006年よりリハラボ訪問看護ステーションに参画。2021年より現職。


人間作業モデルの研究を機に作業療法の奥深さを知る

ーー 渡邉さんが作業療法士を目指したきっかけを教えて下さい。

きっかけは高校生の時です。周りの友人は商学部や経済学部に進学する人が多い中、私は将来自分がスーツを着て事務仕事をしているイメージが全くつきませんでした。そのため、身体を動かしながら人の役に立つ「リハビリ」という仕事に興味を持つようになります。リハビリ関連の大学のオープンキャンパスに足を運びました。

理学療法と作業療法はどちらも魅力的でしたが、私は直感的に「作業療法の方が面白そう!」と感じたので、作業療法学科へ進学することを決意。しかし、作業療法という学問を本当に理解して面白みを実感でるまでは、かなりの時間がかかりました。

ーー 学生時代は、どのよう過ごされましたか?

多くの時間を勉強に費やしました。「大学に行ったら遊べる」という勝手なイメージを抱いていましたが、入学後いきなり7限まで授業が詰まっていたので驚きました。1年生の頃は英語などの一般科目もあったため、早く専門的なことを勉強したいと感じながら学校に通っています。1年生の終盤に実施された見学実習を終えても、私は、作業療法士として自分が楽しく働いているイメージや作業療法の面白みはななかなか感じられずにいました。「とりあえず資格はとって、その後はまた考えよう」といった形で、なんとなく学校に通いつづけていたのを覚えています。

そんな私に変化があったのは、卒業研究がきっかけでした。「人間作業モデル」で有名な首都大学東京の名誉教授・山田孝先生(作業療法士)の研究にたまたま関わらせてもらったのです。卒業研究を通して、「作業」という一つのフレーズが人によって意味が全く違うことに気が付きました。以後、作業療法の奥深さに面白みを感じ、どっぷりとハマることになります。


様々な視点から包括的アプローチを実践!

ーー 作業療法士免許取得後は回復期病院に就職された渡邉さんですが、当時力を入れられていたことを教えて下さい。

「都内の回復期病院にいけば、色々学べるはずだ!」と考えた私は、関東にある回復期病院に就職。その病院には計8年間勤務することとなります。入職してしばらくは脳血管疾患の患者様を中心に担当していましたが、その病院が心臓リハビリテーション(以下、心リハ)に力をいれていたのを機に次第に循環器疾患に興味をもつようになります。心リハに関わるのは理学療法士が中心でしたが、「せっかくの機会だから心リハを学びたい」と決意した私は、その病院では初となる作業療法士で心臓リハビリテーション指導士の資格を取得。多職種と連携し一人の患者さんの治療にあたることに、とてもやりがいを感じました。

ーー 心臓リハビリテーション指導士として病院で精力的に活動されていた渡邉さんが、在宅のリハビリテーションに興味をもたれたきっかけは何だったのでしょうか。

病院勤務時代、私は近隣の医師会の訪問看護ステーションに時折出向していました。そこで初めて、在宅のリハビリを経験します。パーキンソン病や脊髄小脳変性症の患者様を担当させていただいたのですが、その方々と関わっていくうちに、改めて「作業療法の目線ってすごく大事だな」と実感。中でも、奥様や思春期のお子さんを巻き込んで家族ごとアプローチできた時は、院内での限界や在宅の作業療法の面白み、可能性をものすごく感じました。より多くのステークホルダーを巻き込みながら作業療法を展開できるのは、在宅の強みだと思います。


リハラボ訪問看護ステーションでの働き方

ーー リハラボに参画したきっかけは何だったのでしょうか。

今では珍しいかもしれませんが、幸運なことにリハラボ訪問看護ステーションの看板を目にしたことがきっかけです。当時、子どもが生まれたのを機に杉並区に引っ越してきたばかりだったのですが、通勤時間の短縮や自分が住む町のことを知れるのは非常に魅力的でした。「ここで働きたい!」という思いを代表に伝え、最初はバイトから開始。2018年に正規職員となりました。訪問看護ステーションのリハビリ部門の管理業務に従事した後、2021年より訪問看護部門の部門長を務めています。


ーー 現在の業務内容を教えてください。

いわゆるプレイングマネージャーとして、管理業務もしつつ現場にも出ています。訪問もしながら管理業務をするのは大変ですが、現場に出ていないと見えない視点も沢山あると感じます。スタッフのマネジメントやリーダーシップに悩むことはありますが、現場と幹部の架け橋となれるよう日々精進しています。


部門や職種の垣根を越えた“連携” を強化

ーー 2022年からリハラボは訪問看護部門とデイサービス部門の連携を強化しようと動き始めたそうですね。

もともとデイサービスにリハビリ専門職がいることを強みとしてきたリハラボですが、今後はさらに「在宅ケアとの連携」という強みを作っていきたいと考えています。現在は、金曜日の午前に私がデイサービスに出向しています。目標をしっかりと立てて、それをスタッフ全員で共有、そして達成に向けて全員が同じ方向をみながら取り組んでいきたいと考えています。

デイサービス部門の方々は、利用者様一人一人としっかりとコミュニケーションをとり、非常に良い関わりをしています。今後はよりコミットしていけるように、さらに体制を強化していきたいと考えています。

今回の仕組みづくりにあたり、作業療法の視点を共有させていただきました。私は、目標に向かってその過程を丁寧に紡いでいくことがとても大切だと考えています。リハラボのデイサービスに来ることで「自分の生活の目標が再度構築できた」という方々が増えてほしいです。なんとなく生きているのではなく、少しでもご自身の今に、目的や意味を感じてほしいのです。そのお手伝いを、リハラボが少しでも出来たならば、それはとても嬉しいことだと思っています。


ーー  その他、訪問看護部門として力を入れていきたいことはありますか。

今後は、看護師の拡充にも力を入れていきたいと考えています。そして、看護師の方々がもっている看護観を、リハビリスタッフに共有していてほしいのです。看護観とリハビリの知識をお互いに共有することで、魅力を活かしあった連携ができるのではないかと考えます。

私は、病気ではなく「人」にとことん向き合い、サポートするという関わりが大事だと考えます。一方で、支え過ぎもよくありません。リハラボに関わる全ての方々が「自立」していけるように、介護からの卒業をステーション全体の目標とし、真摯に向き合い続けていきます。


以上、今回はリハラボ訪問看護部門の部門長を務める、作業療法士の渡邉さんにお話を伺いました。在宅ケアにかける熱い思いにふれることができました。今後のご活躍も楽しみにしております。


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【取材・文=河村由実子】

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リハラボは東京都杉並区を中心に「リハビリ専門デイサービス」と「訪問看護ステーション」を運営しております!町田市でも地域に根差したサービスを提供しております。ご利用者さま一人ひとりとしっかり向き合い、たくさんの笑顔を生み出します!地域の皆さまのために全力で取り組んでいます!