見出し画像

フレイル2

1週間終わりましたね。今週は、「芥川賞」は今村夏子氏の『むらさきのスカートの女』、直木賞は大島真寿美氏の『渦 妹背山婦女庭訓魂結び』が受賞。今村氏が「書くことは辛い」と語りましたが、真剣に文章と向き合うと辛いのだなと思いました。心に突き刺さった言葉です。

さて、本日は、地域在住高齢者を対象としたフレイル研究。

特に85才以上になると、52%が要介護受給者となります。フレイル→要介護の構図が成り立つわけです。

男女共に、85歳以上から跳ね上がっていますね。85歳になる前よりフレイルに陥っていることが考えられますので、その前に「チェック」を受けることが重要ではないかと考えます。

例えば、80歳の時、大腸癌で2ヶ月間入院。退院できたものの、屋内歩行レベルまで落ちてしまった。

その後、活動性は落ち・・・・・・・フレイルから障害へ向かっていき、要介護状態となってしまいます。

入院中、退院後の身体活動目線でのフォローが大切と考えます。私は、入院中の介入しか出来ませんので、その後の身体機能の低下が予測されるケースには、家族含めてお伝えし、フォロー先に情報提供するように心がけています。自主的な活動について行動変容に応じて対応させていただいております(個別性がありすぎです)。

また、フレイルには、3種類あることを念頭におき関わります。上記は、地域在住高齢者を対象とした場合の割合です。特に、精神・心理的フレイルが41%と多いのです。意外ではありませんか???身体的フレイルのみ考えてしまうと、落とし穴にハマる可能性がありますね。





理学療法士として日々、患者さんのために仕事をしています。そんな知識や技術をこの場で伝えていきたいと本気で思っています。ご批判や厳しい意見、大歓迎です。よろしくお願いいたします。