せん妄 vol 2

前回の続きです。

睡眠薬のベンゾゼアゼピン(BZ)系睡眠薬は、GABA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、レム睡眠に影響しにくく自然に近い睡眠をもたらしてくれる。

睡眠薬  種類には、
超短時間型 半減期2-4h   トリアゾラム(ハルシオン)
短時間型  半減期6-10h  ブロチゾラム(レンドルミン)、ロルメタゼパム (エパミール)、リルマザホン(リスミー)
中時間型  半減期20-30h ニトラゼパム(ベンザリン)、フルニトラゼパム(サイレース)、エスタゾラム(ユーロジン)
長時間型  半減期30-100h  あまり臨床でみないため省略
調べていくと
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬という便利な薬がある。ゾピクロン(アモバン)、ゾルピデム(マイスリー)、エスゾピクロン(ルネスタ)
メラトニン受容体作動薬という薬もある。ラメルテオン(ロゼレム)しかし、 肝機能に問題があると禁忌なようである。

転倒リスクが少なく睡眠覚醒リズムを調節する良い薬のようである。

理学療法士として日々、患者さんのために仕事をしています。そんな知識や技術をこの場で伝えていきたいと本気で思っています。ご批判や厳しい意見、大歓迎です。よろしくお願いいたします。