私は仲介手数料払わんよ＃2

こんにちは。
㈱ＲＥＧＡＴＥの金城です。

本日のコラムテーマは
私は仲介手数料払わんよ＃パート2
です。

全編をお読みでない方は先にそちらをご覧ください。
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私は仲介手数料払わんよ＃パート1

◆仲介手数料を払わない言い分

「だからさ、仲介手数料くらい知っているよ。私が言いたいのは〜」

そこから持ってきた持論がすごかった・・・

「そもそもこの土地を売りたいって言ったのは売主だろ？
そこで私が見つけて買いたいって言ったよな？わかるよな？」

イラ・・・こいつの「わかる？」のマウンティングどうにかならんかな・・・

「んで、私がこの土地を見つけて買う。でも私はあなたに、え〜と・・・」
ここで名刺を探す。
最初に渡した時にすぐにどこかに放ったから床に落ちていた。。。
息子は申し訳なさそうに下を俯いて何も喋らない。

名刺を拾いながら
「金城くん。私はあなたに購入の依頼をしていない。この時点で私があなたに仲介手数料を払うという意義が見いだせないんだよ」

なるほど。こいつは客じゃないね

「はい、わかりました。では失礼します」

「い〜や！待て！だから買うって言ってるだろ！！何回言わせればわかるんだ。」

机の端っこで小さくなっている息子。
多分たくさんの人にこんな屁理屈を言ってごねては息子が謝っているんだろうな・・・

「弊社は売主様のご意向で販売活動をしています。そして、不動産の仲介というのは売主の売却の意向と買主の購入の意向を受けた上で、諸条件などをすり合わせて・・・」
「だからそこなんだよ！私が言いたいのは！あんたは値段も下げない！私のために何の役にも立っていない！それなのに私から仲介手数料をもらうっておかしいだろ？」

イラ！！

ふぅ〜〜〜〜！！！深呼吸！深呼吸！

よし、少しおちついた・・・かな？

「・・・弊社では売買契約書と重要事項説明書を作成します。
その際に関係各所に足を運んで調査を行い、買主が購入後も不利益になるような事象がないか？また、土地に隠れた瑕疵などがないか？近隣との越境の有無や境界確定の挨拶回りなど、時間と労力をかけて物件の調査を行って引き渡しの後の事故がないよう最善の努力を惜しみません。
仲介手数料はただ単純に売って/買っての間を取り持つだけじゃないんですよ」

「おいおい、でもあんたは減額交渉の件もこの場で断るし、売主に交渉すらしないじゃないか？そもそも売主と買主の間に入ることによって双方に利益相反になるんじゃないか？立場上おかしいだろ！」

でた〜、、、利益相反。ちょっと法律知識があるやつはすぐこれを言うよね～これいえば黙ると思ってるかな・・・

「はい。そう思うなら買い手さんから手数料を頂かないという業者さんから購入してください。
弊社では売主にも買主にも公正でどちらにも利益があるような取引を志しています。
不動産仲介のプロとして素人には見えない部分を事前に把握して理解してもらい、売主にも買主にも取引の齟齬が出ないような・・・」

「いや屁理屈ばかり言うんじゃないよ！私が買うって言ってるから私の利益のために動かないと納得できないのは当たり前だろ！」

イライライラ！！！！

屁理屈言ってるのはどっちじゃ！！！・・・深呼吸！！！！

すぅーーーーー！！！！はぁーーーーーーー・・・

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