少子化の改善方法について考える

ふと思いついたんだけど、生産と消費、生産は18くらいで急に現れ40前後くらいでピークになってあとは緩やかに下降していって70前後で急激にゼロになる。18くらいで急に現れるというのは高卒で働くと「生産」の方にカウントされるという意味だ。
消費は、高いままで推移し生産のそれより前にピークが来る。高いままで推移するというのは、要は生まれる前から生まれてから、おとなになっても消費は続くが40すぎるとどうも昔ほど食えなくなって、となっていくということだ。今じゃあ長生きリスクもあるから散財もできない。消費はたぶん子供の就職する60代前後から効果が顕著になる。

はずだ。仮説なので根拠は全然ない。

ところで、若いうちは給料が安く歳を取るに従って給料が上がる。年功序列でなくとも、スキルや経験は取得に時間がかかる。したがって給与の上昇は年齢と相関すると言って問題はなかろうと思う。

ところで消費についてもっと細かく見るとすると、桁の違う消費の決断が人生に2つある。子を設けるという決断とローンで家を買うという決断だ。ほかはせいぜい3桁万円だろうがこっちは4桁万円だ。そしてこれらには共通点がある。40代以降は極めて難易度が上がる。つまり若いうちでないとできない。

つまり収入が上がり切る前に消費のピークが来る。このタイムラグを埋めるのは上の世代からの所得移転(要は田舎の大家族で見られた祖父母世代からのいろいろな援助)だったり、借り入れであっただろう。

戦略的な借り入れは、当然返す当てがあるからおこなうものである。パチスロですってんてんになってカードのキャッシングで3万借りる、借りられなくなってカードでお金が借りられるとかいうところに電話してしまうのは戦略的ではない。住居と養育は、より考える人にとっては頭の痛い問題である。年収の5倍から10倍の消費、しかも経済成長がなく昇給も想像できない以上さらに出費をする決断はできない。借り入れられないから消費ができない。だから住居は買えないし子も設けられない。

この生産と消費のピークのギャップを借り入れという心理的負担の大きい手段によって補うのではなく、別の手段によっておこなうのが良いのではないかと、私は考えるのである。

#休日のすごし方

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