電気圧力鍋

アイリスオーヤマの電気圧力鍋を手に入れた。PC-MA3-Tである。結論からいうと、迷ってるなら買え。最高。

料理をする人ならわかると思うがおでんなどの澄んだスープというのは煮立ててはいけない。一方でうちはガスレンジである。しかも業務用でSIセンサーなんてない。うっかりすると煮立ててしまうのである。キッチンタイマーは4つあってうちにはアレクサもいる。タイマーはあるのだ。しかし温度センサーがないので沸騰までの監視というのは現状不可能である。衛生的でかつ簡易な方法でお知らせするようないいやつが作れないものかと思っているがそれはそれとして。というか卓上IHでそういう機能があるやつあるだろう。きっと。

電気圧力鍋、以前から「おでんウォーマー」として見ていて、家電量販店でも見物した。家電量販店の店舗というのはフロアが広い。そこにあると気にならなくても家に持ってくるととたんに大きく見えるものであるが、実際4Lはそこそこ大きかった。アイリスのやつは通常の卓上鍋としても使えるよう高さが抑えられているので横が大きめなのである。それはそうと、出費がかさむのもアレなのでずっと見送っていた。2Lは1人用で大物は無理そうなので見送った。チャーシューとかローストビーフとか塊をつかわないなら2Lも選択肢に入る。4月から新生活をする人で調理くらいは自分でするという人におすすめだ。

ところでそれが奥さん、会社の福利厚生のポイントが失効しそうだからなにかに使ってしまえと物色していたところ、2Lと4Lだけのところに3Lモデルが出てたのを見つけてしまった。瞬でポチった。ハイエンドモデル好きなのに申し込んだのはベーシックモデルの方であることを知らずに(福利厚生ではハイエンドはなかった)。

結果オーライである。機能的にはシンプルなのがかえってインターフェイスのわかりやすさとなっている。圧力鍋モード、温度モード、鍋モード(通常のIH調理器と同じ火力指定モードだ)がある。ほかにも炊飯とかあるがまだ使ってない。
「多機能だけど基本機能しか使わなくて付加機能全然使わない」家電あるあるにさっそく気づいてしまって、いい方に転んでいる。

「ものぐさ調理」「ほったらかし調理」のために買ったものである。食材と水と調味料ぶち込んだらスイッチ入れて放置して出来上がりとか入れっぱなしのスープを沸騰させずに温めだけしたいという目的で手に入れたものである。大正解だった。

豚の角煮モードで牛すじも牛スネも一昼夜煮た感じに仕上がった。スイッチなんて2回押しただけだ。
手羽先の先の部分だけがスープボーンとして格安で売られている。鮭の中骨缶のように圧力鍋で煮たら骨ごと食えるのではないかと考えた。結果、仮説は正解だった。たぶん圧力モードで2時間調理設定でいけるはずである。

では温度調理モードであるがこれも正解である。沸騰しない。これだけでもはや合格点である。温度モードに設定し、70℃から5℃刻みで100度まで温度を設定して、継続時間を指定する。時間指定でボタンを連打(または長押し)する必要があるものの、モード選択、温度設定+-、時間設定+-と調理開始の5ボタンだけで使える。ほったらかし調理がこんなに簡単だなんて。

なお、味付けは今のところそばつゆのもとか、おでんつゆ、ハーブソルトしか使ってない。そばつゆのもとはヤマサの昆布つゆを愛用している。
https://www.yamasa.com/konbutsuyu/

9倍希釈でおでんや鍋物のつゆになるし、3倍希釈で魚の煮物用であるが3倍希釈で豚の角煮に使える。ほったらかしものぐさ調理にどストレートにフィットする調味料である。

なお加熱中、蓋は高音になる。触るとちょっと熱い。圧力調理の加圧までは加圧ピンから勢いよく水蒸気が吹き出す。 ※高温高圧の水蒸気が吹き出す可能性があり極めて危険なので調理中に蓋を触ってはいけない※ 本体は湯たんぽのように温かい。上さえ気をつければ側方はあんまり気にしなくて良さそうである。あと、蓋を開けるととにかく水が垂れる。周りに水をたらさずに開け閉めできるようにはちょっと練習が必要だ。

3日ほど汁を入れっぱなしにしたが内なべのコートが傷む様子もなく、(とある他社のコーティングは大変弱く1晩汁を入れっぱなしにしてしまうとコートが傷んでいるのがわかる。和平フレイズなんですけど。)、ひとまずは安心である。内なべは別途買える(そこそこお値段がする。)

味噌汁やスープの温め直しという目を離せないけどそこそこ時間もかかって厄介な調理をスイッチ入れてほったらかしで完了できるのはすごく便利だ。テレワークでかえって忙しくなったという人、これで時間作り出せますよ。おすすめです。

おすすめしづらいところ:蓋がでかい。(何しろ圧力鍋なので。蓋スタンドとか欲しい。)

#買ってよかったもの

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