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仮説「空気の泡効果」溶岩石の穴は透明なシャボン玉製造機?

今日は溶岩石に期待する仮説の話

多肉植物のための箱庭に使う予定の溶岩石。
期待するのは石に含まれる鉄分がゆっくり溶け出すこと
溶岩石の気泡跡に貯まるであろう水による適度な保湿
そして、気泡の形状による空気の流れと風の乱れです。

鉄分については前回の磁石実験で全ての溶岩に
鉄分が含まれているとは限らないという残念なことがわかりました。
でも、鉄がないとダメなわけではないので、
これはこれで、よし。

次の溶岩の気泡の穴にたまるであろう保水は見たまんま
期待できますし、
暑い日にはこの水が蒸発する気過熱で箱庭の温度の上昇を
遅らせることができると考えられます。

穴には水が溜まりやすい

そして今日のメインのお話
「空気の泡」効果を期待するという仮説です。

石に溜まった水が蒸発する際に
普通の石ならおそらく真上に素直に蒸発しますよね。
でも、水たまりから水が蒸発する時はどうでしょう。
水たまりの縁がフラットなら素直に真上に上がると思いますよね。
でも実際は水たまりの表面に流れる風や
温まる水の温度の関係で円を描くように上昇します

では、水たまりの縁が丸く狭まっていたら
水蒸気はどんな形になるのでしょうか。

社会人は実験時間や装置を工面するのがものすごく難しい。
なので、実験データをとつことは難しいので
通勤時間やお昼休みにひたすら世の中にあるものを参考に
考察考察考察の時間を過ごすのです。

丸い穴の中の水が温まると水蒸気となって
真上に上ろうとしますが、
口のすぼまったところの穴では上ろうとした水蒸気は
穴のふちの形状に沿って一旦下側に下がるのではないかと思うのです。
ただ、この穴の大きさが問題で、
劇的な気流を生めるほどの大きさがないことから、
中途半端なというか、弱すぎる空気の流れのせいで
丸い小さなあわのような水蒸気になるんじゃないかと思うのです。

水が蒸発する際に丸い水蒸気の泡になる?

この丸い水蒸気の形では、石の上の多肉の葉の表面に
水蒸気が張り付くのではなく、
シャボン玉のように丸いまま葉先を転がるのではないかと思うのです。
空気にそんな膜はないと思われるでしょうが
そうとも言い切れません。

幕という表現が正しくないというのはわかっていますが
おそらくなら見た目は膜に見える。
この膜については、火山や氷の下の空気など、
意外とそれっぽいものはいっぱいあります。

世の中にそれっぽいもが割とたくさんあるってことは、
ミクロの世界でも同じことは起こっていると考えて
まちがいありません。

というので、この仮説に辿り着いたんです。
この空気の泡効果は、水分が抜けた跡、
通り過ぎる風でも起こっている気がします。

小さな穴に流れ込んだ風は、穴の中で本当にわずかに温度を下げ、
出てゆく時には吹いている風とはほんのわずかに温度の低い
丸い空気の粒になるんじゃないかと思うのです。

なぜ、丸い粒と言えるのかというと、
原産地の多肉のを見て、
自宅の多肉の葉裏を観察すると葉の表面が四角い草に比べて
滑らかな凹み形状になっていることがあります。
自然のもの、特に過酷な環境に生きる植物の形状には
必ず必然の意味があります。
多肉の表面の形状の多くは滑らかな表面、滑らかな凹みを持っています。
この形が逃したいもの、捕まえたいものは何かと
考えた時、丸く細かな粒の集まりである水蒸気と空気の流れだと
考察しました。

それに、今まで石を置いたり、貝を置いたりしても
思ったような効果はありませんでした。
なので、石を置くだけでは多肉の形状に見合った効果はというのは
わかっています。

そして、
食と農の博物館の多肉植物は恐ろしく熱や音質の湿気にも強かった。
その強さの物理的な原因はやはり
「地表の石」の種類と個数、形状にあると思うのです。

それを証明できるかもしれない今回の箱庭計画。

着々と使う石を採取中です。
石を拾いながらまた土に関する新たな謎や知識が増えつつあります。
来年は土壌医の資格に挑戦しますが、集める石の種類を知るにつけ
この石の特徴と土地によって変わる土質の違いを知ることが
土壌医のスキルに役立つような気がしています。

解きたい謎があるって、なかなか楽しいことだと思います!

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