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スポーツ語るシス!テーマは「2000年代の甲子園ベストナイン」

高校野球が大好きな筆者が、年代別の甲子園ベストナインを勝手に選んでいるシリーズの第3回。今回は『2000年代(2000年~2009年)の甲子園ベストナイン』です。

【構成作家T プロフィール】
主にラジオやテレビの台本を書いている40代の構成作家。
趣味はスポーツ観戦。とくに野球が好き。カープファン。高校野球ファン。

まずは、選考基準から。
・あくまでも“甲子園”という括りなので、センバツ(春)・選手権(夏)のどちらかに1回でも出場していれば選考対象となります。
・卒業後の活躍(プロでの成績など)は一切関係ありません。
・外野手に関しては、ポジション(レフト・センター・ライト)に関係なく、印象に残った3名を選出。
 
なお、完全なる筆者の主観であり、独断と偏見に基づいて選出しています。
全試合を見てきたわけではないので、いろいろなご意見があるかと思いますが、「懐かしいな」「こんな選手いたなぁ」という感覚で読んでいただけますと幸いです。

では、行きましょう。
『2000年代の甲子園ベストナイン』です!

 
■投手:斎藤佑樹(早稲田実業)
2000年代の投手に関しては本当に悩んだ。広島カープのファンである筆者としては、清峰の今村や中京大中京の堂林あたりを選びたいところだったが、ここは心を鬼にして(というか、冷静になって)甲子園での投手としてのパフォーマンスで選考。
東北のダルビッシュや、花巻東の菊池雄星、駒大苫小牧の田中将大、大阪桐蔭の辻内などと迷った結果、「ハンカチ王子」として社会現象にもなった斎藤佑樹を選出。プロに入ってからの成績では、同世代のライバル・田中に遠く及ばなかったが、あの夏は間違いなく斎藤の投球が勝っていた。
 
■捕手:白濱裕太(広陵)
この年代の捕手は抜けた存在が見当たらず、かなり頭を悩ませた。結果的に、かなり贔屓目もあるかもれしれないが、強肩強打の捕手としてチームをセンバツ優勝に導いた広陵の白濱を選出。
 
■一塁手:中村晃(帝京)
名門・帝京で1年の秋から4番に君臨し、甲子園には3度出場。野球選手としては、決して恵まれた体格ではないにも関わらず、甲子園でも見せた打撃センスの高さが買われ、ドラフト3位でプロ入りを果たしている。
 
■二塁手:町田友潤(常葉菊川)
広陵の上本や駒大苫小牧の林などの存在もよぎったが、最後は迷うことなく、「甲子園史上最高の二塁手」とも謳われる常葉菊川の町田を選出。
以前、甲子園出場経験のある芸能人数名をゲストに呼び、「甲子園歴代ベストナイン」を挙げてもらったところ、唯一、全員一致したのが町田友潤だった。
高校野球に興味がない人にとっては「誰?」という感じかもしれないが、高校野球ファンのあいだでは超有名な存在。とにかく、あの守備は驚異的だった。
 
■三塁手:石川雄洋(横浜)
あの横浜高校で1年からベンチ入りを果たし、同期や前後の世代に後のプロ野球選手が数多く在籍していたなかで主軸としてチームを牽引。甲子園では攻守に大活躍。特に、打撃技術の高さは出色だった。
 
■遊撃手:今宮健太(明豊)
甲子園で輝いた逸材が多く、選考に時間を要したが、最終的には明豊の今宮健太を選出。常総学院の坂や大阪桐蔭の浅村、光星学院の坂本あたりと迷ったが、ピッチャーとしても活躍した点などを考慮して今宮に落ち着いた。投げて、打って、守って、走って……と、すべてにおいて超高校級のプレーヤーだった。
 
■外野手:池辺啓二(智弁和歌山)、鵜久森淳志(済美)、中田翔(大阪桐蔭)
外野手には強打で鳴らした3名を選出。強力打線で夏に全国制覇を果たしたときの中心メンバー・池辺に関しては、センバツでの2試合連続ホームランが強く印象に残っている。済美の鵜久森はパワフルな打撃が魅力的だった。そして、清原や松井などと同じく、もはや説明不要の中田翔。彼を甲子園で見たときの衝撃は、今でも忘れられない。
 
 
2000年代も多くのスター選手を輩出していますが、今回の9人の中で、ひとりだけ名前を挙げるとしたら、斎藤佑樹でも中田翔でもなく、町田友潤かもしれません。それくらい、甲子園での彼は輝いていました。

これ、賛同してくださる人、けっこういるのでは?

今回も自己満足におつきあいいただき、ありがとうございます。
好きなスポーツを語るのはじつに楽しいです。
ではまた!
 
(つづく)

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