Sugarpractice、日々の写真と徒然_自分なりの見方を養う

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こんにちは、Redsugarです。

2019年10月からtwitter上で行っているsugarpractice、今週もPENTAX K-1mkIIで撮影した作品が中心となります。大分慣れてきたK-1mkII、その特性も徐々にわかってきました。おかげで、機種に慣れるということの先で少しだけ自分の視線に変化が出て、見るものが少し変わってきたなという実感を持ち始めた週でした。

前田真三さんの作品集などを読み解いていた今週、気持ちが動いた瞬間を大事にという旨の項目や、前田氏の写真の撮り方が大型カメラを使ったスナッパーみたいなものだったんだなという発見や、先輩たちとのかかわりから徐々に視線が移動してきている気がしました。

あと、被写体は見続けているんだけど、徐々に何をとってもそう寄せていく傾向、好みや雰囲気ができ始めてきているのでは、ということを感じ一週間でした。

それでは行ってみましょう、今週のsugarpracticeまとめです。

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週初めは困っていました、何を撮ればいいのかっていうのがなくて、とにかくカメラの機能を覚えようかっていう感じで。何を撮ればって考えるのって良くないなと最近思います、毎日写真を撮ってみればわかるのですが、毎日作品だよって言って出せるようなもの、出せる自信ありますか?

僕は恥ずかしくてもやってます、その中で、撮ろうとして歩くことの非効率さを感じてきています。

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撮ることを目指して歩くんじゃなくて、歩いているときに撮りたいなとか、「あっ」て目が留まるような出会いを探したほうが早い。草木を構図でこねくり回すよりも、見た瞬間に「こういう画」って思い浮かんだものをパッと整えて切り取ったほうが、悩むことも少ないよねって。

そしてそんな中で徐々に、好きな雰囲気を意識できるようになってきた。

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桜奇麗だなと思って足を止めて、撮影したのが上の二枚。下はもっと背景白く飛ばせるようにしよう。曇天の日の桜で撮ってみたい。

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極力人が写らないようなものばかりを撮影している。

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どちらかというと暗い写真が多くなってきましたが、誰の影響というわけでもないかなと思います。最初は影響かなと思ってたんだけど、空気の乾燥具合とか、いろいろ話していくともともとこういう趣向なんだろうなと。ニコンで彩度を下げてアンバーに振った絵が好きって言っていたのも、きっと無意識に視線はこっちに向いていたんだろう。

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僕がK-3を借りているときに、タケルさんが買ったら面白いし財政的に買わせて困らせようという下心で、毎日DMで超プッシュして結果タケルさんがK-1を買って、僕も同じタイミングでようやく貯金がたまってK-1を変えたんですが。暗い写真を撮った時の空気感や空間の厚さが全然違うなと感じます。向こうは湿度がやっぱり高いし、温度も高い。

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景色を見たときに、大体何も思いつかないですが。なんとなくカメラを構えたときに自然と「こうだよね」っていうのだけは浮かんできて、設定を作りこむ、それが言葉として頭の中に湧き出てきたり、もっと明瞭な画として、好きな映画やアニメのシーンが連想されたりすれば、もうこっちのもんなんでしょう。

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noteを書き続けて、1週間のまとめを振り返り続けて、ニューカラー的な色を試したり、瀬尾氏の光の階段を写真集やWEBの記事から追って解釈しようとしたり、いろいろしてきたのですが、肩の力を抜くと少し自分が見えた気がしました。

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この写真は夕方で、あたりはオレンジ色でしたが。花を見たときにやりたかったことはこんな感じの絵作り。CTEを緑にして、ほのかと雅でキーを上げて露出も一段上げたりすると、その場でこれが作れます。K-1はイメージや感情に追いついてくるカメラだなと思います。

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暗い日も、カメラがあれば楽しい。雨でずぶぬれになっても最近のカメラは壊れないし。

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焦って撮ろうとすると、こういうのが生まれがちです。

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あたりを見回すと「あっ」とする瞬間があるので、それを捉えたい。

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光と影ですね、画面が7:3とか6:4くらいで分かれているようなイメージで、雨で、寂しくて、乾燥していて、人なんかいなさそうな、そういう感じ。

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人がいるにしても、遠くから見ているだけ。

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これは対比。

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スナップを撮るときに、どうしても人がいなくなるまで待ってしまいます、人が入ってほしくないことがとても多い。

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ペンタックスといえば調色なのですが、フラットや雅もとても使い勝手のあるCIです、調色を利用するCIは出ない色や苦手な色もあるので、そういった特性を踏まえて、目の前の景色と自分のやりたいことを見つめて、カメラを操作すると、毎日が楽しくなります。

ペンタックスがマニュアル車なら、ニコンはAT車かな、ただ見たままを撮ったり、写実的に行くのであれば、ニコンの画像エンジンが僕は好きです。でももうちょっと使いやすく、そしてキーとかつけてほしいんだよなー。

あと、jpegに関してはD850とK-1mkIIを比べるとK-1mkIIのほうがきれいです、キーを上げ下げするたびにノイズ処理をすることもあり、Photoshopなどよりも全然奇麗な画が出るそうです、GRもPhotoshopじゃ出せない絵が出るって言ってるもんなぁ……。

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無理に撮らないで、気分でいいじゃんって方の気持ちを抜くと、撮りに行くっていう気持ちが弱くなります。「あそこに散歩しに行こう」「あのビルの向こうはどうなってるんだろう」そういう気持ちのほうが健全。

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登山ブログも、元々登山中のスナップで絵日記みたいなものでした。そして、二回目の山は余裕があって楽しいけど、一回目の山で成功を引き当てたときや冒険の感じ、それが写真に良い影響をもたらしていたのでしょう。その感覚を頭で理解するまでは時間がかかりました。

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とりあえず、日々なるようになると思ってハンドルを握ったり、外に出て出会いを楽しもう。雨の日だって、何も撮れないと思っていても外に出れば、こんな風に。

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宝石みたいに光る雫を見つけれるかもしれません。僕は撮りたいものを狩りに行くスタイルではなくて、道中見た好きなものやきれいなものを集めいていくような感じなんだろうなと、今の自分を見つめ直す週でした。

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自分の内面を観察するようなことをすると、だんだん人とは違う、独自のものを持てるようになるのかなと思います。そう、独自の視点を持てるようになりたいですよね。

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その日の気分もありますし、その場所や被写体の持っている雰囲気、見た目じゃなくてそういうのを引き出したい。

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良く山では「そのタイミングにそこにいること」が重要といわれ、僕もそうは思うのですが、その軸とは全然違うところにもいいものはあると思います。そして、そういうところに僕は行ってみたい、自分なりの視線や世界観を、ちゃんと自覚できるようになりたいですね。

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というわけで、今週は平地で撮るものの多くにはかないイメージがあるといわれたRedsugarでした。きっと育ちの場所と、時代のせい。

登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。