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「ボドゲを作りたいけど、絵が描けない!」という人向け ・ 絵描きが教える《イラストレーターの探し方》

こんにちは、RedSeedのあをこです。

最近、ボドゲ制作者さんが「ボドゲを作りたいんだけどイラストレーターさんってどうやって探すの?」とSNS等で発言しているのをよく見かけます。

私は普段、(たまにですが)イラストでお仕事をもらったりしています。
今回は、イラストを描いている者という目線から、製作中のボドゲにぴったりの絵を描いてくれるイラストレーターさんを見つける方法をお伝えしたいと思います。(おこがましくてすみません)

イラストレーターさんはどこで見つけるの?

ではイラストレーターさんはどこで見つければ良いのか。有名イラストレーターさんなどで事務所を構えている、という人以外では、以下の方法があるかと思います。

(1)Pixivなどの投稿サイトでイメージに合う人を見つける

多くのイラストレーターさんはPixivTINAMIなどの「作品投稿サイト」にイラストを投稿しています。

最大手はPixivで、ここにはプロ・アマ問わず沢山のイラストレーターさんの膨大な数の作品が日々投稿されています。

作りたいボードゲームのイメージに合うイラストを描く人を見つけたら、その人のマイページに行ってみましょう。

イラストの依頼などを受けている人は、マイページに連絡先を記載しているかと思いますので、アプローチしてみてください。

「個人の依頼を受けてくれるの…?」と思われるかもしれませんが、ほとんどの場合、真摯に依頼されて悪い気がすることはありません。大丈夫です。(ただ、とても忙しい方の場合、返信が遅くなる場合もあるかもしれません…。急ぎの場合は返信期限を記載しておくのがよいと思います)

メリットとしては、膨大な数のイラストレーターさんが登録しているので、自分の好みにあったイラストレーターさんがきっと見つかる、というところですが、
デメリットとしては、数が多すぎて探すのが大変、というところでしょうか(笑)また、そもそも依頼を受け付けていないイラストレーターさんもいますので、注意は必要です。

イラストレーターさんを探す際は、ボドゲのイメージに合う「タグ」や「キーワード検索」、「ランキング」などを活用して探すことをおすすめします。※タグは複数組み合わせて検索可能です。

例えば、ビジュアル重視の綺麗な雰囲気のゲームを作りたいのであれば、「#ふつくしい」(美しいの意)タグや、「#オリジナル1000users入り」「#オリジナル10000users入り」などがおすすめです。(クオリティも間違いないです)

見始めると止まらないので、気をつけてくださいね(笑)

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また、余談ですが、アプリに自動でいろいろな人が描いたイラストが流れてくる、pibというサービスもあります。急いでいない方は、こういったサービスでゆっくりお気に入りのイラストレーターさんとの出会いを楽しむのも良いかもしれません。


(2)SKIMA、ココナラなどのスキルマーケットで依頼する

もう1つの方法は、SKIMAココナラなどのスキルマーケットで探す方法です。

スキルマーケットとは、クリエイターと個人をつなげるサービス。
クリエイター自身が「イラスト制作 ◯◯円で引き受けます」というようにスキルを販売しています。

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この方法のメリットは、納期や依頼費用が明確なこと、そして金銭のやりとりに運営業者が入るので安心ということです。
業者の手数料はクリエイター側の売上から差し引かれるので、購入側は気にする必要がありません。

デメリットとしては、制作するボードゲームのイメージにあったイラストレーターさんが出品しているかどうかはタイミング次第、ということです。

ただ、最近は登録されているイラストレーターさんも多くなっている印象ですので、一度探されてみてはいかがでしょうか。


実際、依頼にかかる費用はどのくらい……?

おそらく、この辺りは不透明な部分もあり、依頼を断念されている方もいるのではないでしょうか。

SKIMAなどで依頼する場合は、金額の目安が提示されているのでイメージしやすいと思いますが、そうでない場合は、正直、制作費用は人に寄る…というのが事実です。(極端な話、1枚1,000円の人もいれば、100,000円の人もいます)

ただ、以下に一般的によく見る金額の目安を置いておきますので、参考にしていただければと思います。(※あくまで私の所感です。ここから外れると悪い・良い、という話ではありませんので、ご了承くださいませ)

・SNSのアイコン制作:1,000〜3,000円
・パッケージなどの一枚絵(背景あり):5,000~30,000円
・カードやアプリゲームの立ち絵:2,000〜10,000円(1キャラあたり)

ちなみに上記の金額は、トレーディングカードやアプリゲームなどでよく見るような、頭身が高めのイラストを想定しています。
例えば、絵文字のようなアイコンっぽいイラストなどであれば、もう少し金額は抑えられるかもしれません。(アイコンまで行くとデザイナーさんの領分かもしれませんが…それはまた別の話)

また、依頼の際は以下の条件を明確に伝えておくとトラブルが少ないです。

・納期
・イラストの使用用途
・イラストのイメージ
・分量(何枚くらい必要なのか)
・予算
・納品形式(お願いする予定の印刷所に確認しましょう)


ぴったりのイラストレーターさんを見つけて最高のボードゲームを作ろう!

以上、イラストレーターさんに依頼をする方法をまとめてみました。

金額や依頼についてのやりとりなど、いろいろと考慮が必要な部分も多いと思いますが、自分のイメージを具現化してくれる、ぴったりのイラストレーターさんと一緒に作り上げたボードゲームは、きっとご自身の宝物になるかと思います。

この記事が少しでも制作と出会いの手助けになりますように。

それでは、皆さんよいボドゲ制作ライフを!

Write: awoko(Twitter)
RedSeed(Twitter)



ボドゲ制作をはじめ、さまざまなコンテンツ制作に取り組んでいます。読んでくださった方に、少しでも楽しい気持ちになっていただければ幸いです!