赤い公園全曲考察89「journey」(journey)

この曲の発表後、すぐにちーちゃんの脱退が表明されたので(シングルのリリースが2017年6月21日、↑のビデオが発表されたのが6月23日、脱退のニュースが7月1日)、何だか特別な意味を持たせたくなってしまいます。作った時期的には、2016年の12月だからちーちゃん脱退のお知らせよりはるか前だと思うけど、「勝手にやめるな」なんて歌詞はどうしても送り出す意味もあるように思えてしまいます。

ちーちゃんは脱退前最後に出演したラジオ(ミュ~コミ+プラス)で「「journey」の歌詞を初めて読んで、大きな意味だなと思った」と言ってます。その大きな意味を表現しようとする佐藤千明の歌唱は、本当にすごいものがあると思う。津野さんの発言によれば「厳しい部分も優しい部分もあり、自分に対して説教してる曲」「まっすぐギター弾きながら歌ってる女の子が生卵ぶつけられまくってるイメージ」。どんな気持ちでこの曲を作って、どんな気持ちで歌ってるんだろう。きっと今後何度聴いてもそう思うと思います。

この曲は、赤い公園のスタッフがどれだけ変わってもただ一人ずっと変わらずに関わり続けているエンジニア、楽器テックの松村忠司さん(通称ただちゃん)の「死ぬまでヤング」という言葉が元になってるとのこと。その松村さんもタンバリンで演奏に参加しています。ひかりちゃんはレコーディング後しばらく放心状態だったとのこと。曲の持つエネルギーがすごすぎるもん。

ライブでの初披露は2017年7月のPOLYSICSのツーマン・ツアー。「ゆうパラ」の2018年上半期のベストソング特集(2018年6月20日、新体制なったばかり)で津野さんがかけた際には「いつか理子ちゃんともjourneyできるようになりたいです」と発言していて、その後2019年9月14日のBAYCAMP 2019で、初めて実際に石野理子ボーカルでこの曲をやりました(2番を省略したショートバージョンだけど)。観に来てた全員が泣いたね、体感では。

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