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#21 カモミールの香り【一人暮らしの思い出】

今日、ドラッグストアに寄って、芳香剤の棚を訪れた時、数ある芳香剤の中から迷わず選んだのはカモミールの香りの芳香剤だった。今、まさにこの文章を書いている私の部屋は、既にほのかにカモミールが香っている。とても落ち着く。この香りを持ち帰ってきて正解だった。

このカモミールの芳香剤は、私が一人暮らしをしていた時によく買っていたものだ。そして今日、久しぶりに同じ物を見つけたので、思わず買わずにはいられなかった。香りが過去の記憶をもたらすことは、以前にも書かせてもらった。

今、一人暮らしをしていた東京の街が、そして一人暮らしをしていた部屋がとても懐かしく、いとおしく思う時期に突入している。休みがあってもむやみに東京に行くことが出来ないこの状況が、そうした思いに拍車をかけている。だから今日は、思い切ってnoteで一人暮らしをしていた場所に、時間と空間を超えて行ってみることにする。とはいっても、間取りの関係や人物を載せるのは気が引けるから、紹介できるのは家で作った料理の写真ばかりだ。


一人暮らし初めての料理

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確か引っ越してきて初日に作ったハムエッグ丼と、インスタントの味噌汁。こうしてみるとまだ、机周りがきれいだ。一人で食べるご飯がこんなに味気のないものかと知った夜。

小麦粉に出汁も入れずに作ったお好み焼き

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これもまだ、アルバイトを始める前、料理の奥深さの「お」の字もないお好み焼き。みてくれだけきれいにするのは多少上手だったみたいだけれど、味は褒められたものではなかった。


初めて一人で作ったカレー

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珍しく親に連絡をして、聞いたレシピで作ったカレー。一人暮らしでここまでに作った中では一番美味しくて感動したのを覚えている。

パスタを揚げてココアをまぶしたアレ

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家にどうしても食べるものがなくて、でもお腹が空いたとき、あのお祭りのお菓子を思い出して思いつきで作ったおやつ。意外と美味しかったけれど、油の処理の大変さを思い知らされた。

3時間かかって皮から作った餃子

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一人暮らしも数年経つと、凝ったものも作れるようになる。ただ、それにしても時間をかけすぎて虚無になった手作り餃子。時間をかけた分だけ、味に返ってきたから報われた。。

イタリア旅行の予習をしようと、友達とつくったイタリアン

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一人暮らしでも、友達を呼んで食べる料理は別格に美味しい。見た目も結構自信あり。尚、イタリアへの旅行はいろいろあって行けなくなった。予習とはなんだったのか。

ごく一部だけど、一人暮らしの時間を写真とともに振り返ってみた。まだまだたくさんある一人暮らしの料理奮闘記は、また何かの機会に紹介できたらと思う。懐かしい日々の、生活感の欠片たち。

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