現代短歌 《知らなくていいこと》
出来るだけ馬鹿なままでいてほしいのねそうねわかった空っぽ演じる
考えりゃ一つも得は無いのにさ角立てぬよう従う愚かさ
話さないそうさ言わずに書くんだよ掴んだことは決して離さぬ
生意気だ?大人しく見える私に騙されたのはお前のほうだよ
聞けるだけ聞き出してみれば出てくるわどれだけこちらが舐められているか
好きだねえ知っていることひけらかすあたしは煽てて情報を盗む
いつまでも同じ手口でいけるかなそうはさせるか私が見ている
蓋を開け中身を出してみるほどになんだここには何にも無いのか
世の中にゃ絵描きなんかに知能など要らぬ切り捨てろそんな奴ばかり
胸を裂き中身を覗けばその多く真っ黒なもの取り除けぬまま
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