【RED CARPET LOVE!クラウド・ファンディング3周年記念😉 感謝のレポート】
こんにちは。スプツニ子!です。
代々木公園にて2018年8月15日、16日の2日間で開催した、シリア人が避難するZa’atari難民キャンプに建てられた映画館の運営と、そのキャンプに住む映像作家たちの活動を応援するためのファンディングを目的とした「RED CARPET LOVE!」プロジェクトに参加して頂き、ありがとうございました!
プロジェクトから今年で3年が経ったのを記念して、キャンプの状況のレポートを皆様にお届けいたします。
Za’atari難民キャンプでは、2019年夏に念願の映画館Cinema Zaatariがオープンして以来、多くの子どもたちが映画館を訪れました。2020年のコロナの影響で娯楽映画の上映回数が減り、その代わりに、子供たち向けの手洗いや衛生についての教育ムービーが流れるようになったようですが、厳しい環境下でも希望の光をもたらす、貴重な娯楽の拠点になっているそうです。
(オープン時のニュース記事はこちらでご覧になれます。(英語)
https://www.thenationalnews.com/arts-culture/film/why-jordan-s-al-zaatari-cinema-means-so-much-these-children-need-the-power-to-dream-1.881077)
現地の子ども達の映画館に行った感想や、映画館に込められた期待が下記のyoutubeで公開されています。日本語字幕付きなので、ぜひ観てみてください。
先日、現地で支援をしているNGOの代表(Watan for Development and Empowerment)のHada SarhanさんとZoomをしました。「RED CARPET LOVE!」プロジェクトの近況報告も兼ねて、Hadaさんから聞いたお話を皆さんにもシェアしていきます。彼女との会話を全てシェアしたいくらいなのですが、とても長くなってしまうので、その中から、要点を4つピックアップしました。
①難民キャンプの中で心の拠り所になっている映画
キャンプに避難している人々にとって映画館のオープンはとても幸せなことでした。シリア人は特に映画が好きということもあり、まるで、家に帰ったような気分になれると話していた方もいました。必要なのは、食事や教育だけでありません。映画は、人々の心を豊かにしてくれるのです。
②2018年より映画制作のワークショップを開催
非営利で、現地の人や難民の方たち向けの新しい映画ワークショップを開催しています。才能ある優秀な人たちにディレクターやアクターになる方法を教えています。この活動がきっと彼らの職業訓練や自立支援のサポートに繋がると信じています。
③女性へのエンパワー関連の映画
映画制作のワークショップでは、「子どもたちや女性をエンパワーする」をテーマに映像を制作したチームもありました。「女性の多様な生き方を提示する」「女性が働いて生きていくこと」をメインストーリーとした映画を制作する女性監督も多くみられました。
また、「どうやって勉強するのか?」「どうすれば生産的な人間になれるのか?どうすればモチベーションを上げられるのか?」といった自己啓発のような映画作品を作ったチームもいます。
④ミニシアター開設!
より多くの人が映画館で映画を観られる環境を作りたいと思いましたが、映画館を作るのには多くの費用がかかります。そこで、Zaatari以外でも映画を観られるように、プロジェクターを使ったミニシアターを開設しました。そこでは、女性たちが制作したエンパワーメントをテーマにした映画も上映しました。
スプツニ子!:映画は人の生き方に大きな影響を与え、そして時にはどのように生きるのか選択肢を提示してくれる時もあると思います。だからこそ、子ども達がさまざまなテーマを映画を通じて学ぶことはきっと彼らの生活をより良いものにしてくれると信じています。
現地で難民支援をしているNGOの代表のHadaさんの「誰でもビギナーから、ステップバイステップ」という言葉がとても印象的でした。
Hadaさんからのメッセージもあるので、どうぞご覧ください!
今回、クラウド・ファンディングから3年が経過した節目として、皆様に現在の映画館・映画プロジェクトの動向をご報告しようと思いました。改めて、2018年に「RED CARPET LOVE!」プロジェクトをサポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました! みなさんの暖かさに心から感謝です。 そしてSpecial Thanksとして、ザータリ難民キャンプへの寄付プロジェクトに大きなサポートをしてくださったスターチャンネルと東北新社にも、心から感謝をしたいです。
コロナ渦で途上国や難民キャンプになかなかワクチンが行き届かず、油断できない状況が続いていますが、引き続き応援していけたらと思っています。皆様も、お身体に気をつけてお過ごしくださいね。
Sputniko!
写真引用:https://www.facebook.com/cinemazaatari/photos
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