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自作PCを作ろうとしている人へ

まず、自作PCが作れるのか?という事を考える前に自作PCの良い点と悪い点について軽く見ましょう。

自作PCのメリット・デメリット

メリット
・自分でカスタマイズした性能で作れる。
・自分で選んだケースに電飾などをつけたり、おしゃれにできる。
・修理するときに代替品により修理がしやすい。
・PCのハードとソフトの両方のトラブルに強くなる。
・不必要なソフトがついてこない。
デメリット
・作成過程で部品を破損する可能性がある。(多くの場合保証なし)
・メーカー製よりも高くつく。(OS代など)
・自分でトラブルシューティングをする必要がある。
・部品同士の相性問題が発生する場合がある。(極めて稀)

この時点で諦めモードに入った人も少なからずいると思いますが、”ズバリ”自作PCを組み上げるという事自体に関しては誰でもできるし、専門的な知識もいらず簡単です。要するに自作PCを作るうえで問われているのは、デメリットに羅列した内容についての覚悟があるか?だけです。

BTOパソコンという選択肢

覚悟がある!と答えた方にもう一つの選択肢があります。もし、あなたが性能だけをカスタマイズして、デザインは気にしないのなら、一部のメーカーによって販売されているBTOパソコン(以下BTO)がお勧めです。BTOは市販のパーツを使い、自分がカスタマイズしたパーツでメーカー側が組み上げてくれます。さらに、保証や修理サービスがあるものもあり、OSのインストールも不要でメーカー製とほぼ同じ価格帯で購入できるものがほとんどです。

「あれ?自作PC作る意味ある?」
ハッキリ言ってBTOが充実してきた今、自作PCを作るメリットは非常に少ないことは間違いありません。自作PCは、それでも「自分の手で組み立てたい!」「デザインにこだわりたい!」「PCに強くなりたい!」という人のみに許されたものなんです。

自作PCを作るときの注意点

1.低スペック(実勢価格5~6万以下)でコンパクトなPCには自作は適さない
PCパーツは低スペックなパーツの選択肢が非常に少ないのと、コンパクトなケースはデザインも種類も良いものが少ないので、低スペックでコンパクトなものを求めている場合は、素直にメーカー製かBTOを購入することをお勧めします。

2.家電を買ったときに説明書を読まないタイプの人はヤバい
先程言ったように自作PCを組み上げる事自体は難しくありませんが、腐っても精密機械なので、適当にやってると、ショートして壊れる可能性もあります。そうなると、部品には保証がありませんので、にっちもさっちもいかなくなります。

3.安いパーツを買って予算を節約しようとしない
これも自作PCを作るうえで非常に重要なポイントです。精密機器ですので、極端に価格の安いパーツでそろえて予算を節約しようとするのはナンセンスです。(筆者は以前、DVDドライブから出火した事があります。)どうしても予算を圧縮したい人は、素直にメーカー製かBTOを購入するようにしましょう。

4.極端に電子機器に弱い人には向かない
自作PCの組み立て段階では、トラブルなどが頻繁に発生します。そんな時にも助けてくれるプロはいませんので、すべて自分でトラブルシューティングをする必要があります。極端に電子機器に弱いと一人で作るのは厳しいかもしれませんが、頼れる友人や知り合いがいるのなら、むしろ電子機器に強くなるチャンスかもしれません。

さあ、ここまで乗り越えたあなたは今すぐ自作PC作りに取り掛かりましょう!

※追記:筆者は、自作PCをしていない人はPC界隈では市民権がないと思っている過激派集団の一味です。

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