寝言日記2019/12/23【相変わらずのクオリティ『波よ聞いてくれ』】

昼寝研究所寝言レポート#2100

まあ、なんですか。
今日という日を短く表すならば充実していたということです。
沙村広明先生の『波よ聞いてくれ』最新7巻が期待に違わぬオモシロさだったから。

何が起こるかまったくわからないマンガですが、個性的なメンツがうごめくこの世界で城華(たちばな)さんが少しずつ前進しているのが頼もしいです。そして、その彼女が『贅沢になったな私』と思うところなんて……もうマンガ家すごいな！

そして、相変わらずセリフの素晴らしさ。
「口惜しいです……この牛乳ほども役に立ってない」というセリフに対するミナレさんの返しが個人的にナイスです。
無人のはずの自分の部屋で増える光熱費！ からのとんでもない展開。
そして、一筋縄ではいかない茅代さんの含蓄のあるお言葉……
さらに終盤で起こる『このマンガらしくないイベント』には驚きました。
でも、あとがきを読んで納得。

あ、今回6巻から再読したのですが、ちょっと気がついたことがあります。
まあ、それほど重要なことではないのですが、6巻でミズホさんに麻藤さんが憑依している！ の次のシーンでミズホさんが部屋に居候しているミナレさんと眠る前に少し会話するじゃないですか。その時のミズホさんがちょっとカワイ過ぎませんか？
……まあ、それほど重要なことではないのですが。

はい、というわけでもう完全に大好きなマンガです。
が、これをアニメ化だなんて、ずいぶん無茶をしやがる……

お、2019/12/23現在セール中のようですよ。

波よ聞いてくれ（１） (アフタヌーンコミックス)

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というわけで昨日2019年12月22日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が2冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2075ページ。ありがとうございました。

ハヤカワの大規模なセールが始まって、SF・ホラー・ファンタジーのランキングの上位に進出してきました。『チョコレートの天使』の首位陥落ももはや時間の問題です。
それにしても、みんなどれだけ『夏への扉』が好きなんだ……毎回上位に上がってくる。
個人的にはいつか読みたい『ハイペリオン』です。ダン・シモンズだから、おもしろいに決まっているのですが、ハヤカワであの名作『サマーオブナイト』を復刊してくれないかなあ。扶桑社ミステリー版を持っていますが、長く読み継がれるべき作品だと思うのです。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

＊2019年3月以前の1800回分の日記(主に戯れ言)は以下からお読みいただけます。

赤井五郎の寝言日記