まとめるだけ。

10月頃にメンタルを崩した時に近かった、あの時は自分が受けた周りからの感情の波に巻き込まれて落ちた感覚だった。
今の自分は「創作の話を出されただけで」同じようになった、内容は何も否定に繋がる言葉じゃないのに動揺してパニックになった。
幸いこういう状態を話せる友人だったので話し合いをした所、友人が「PTSDっぽい」と言った。
記憶を掘り起こした結果、子供の頃にすでに経験していたかもしれなかった。

「わからない」や否定がとにかく怖い、過去に家族から言われた事がきっかけかもしれない。
(その後通っていたフリースクールでも理解されなかった時があり、話さなくなった)
親がコンビニを始めた頃に精神的に不安定だった姉を宥めるので必死で、感情を殺さなくてはと思って過ごしていた。
その後、里親探しの猫の扱いが雑な兄と仲違いし、親に助けを求めるも何も変わらず鬱になった。

理想像としては自分のありたい姿・自然体を理解してはいるが、過去に起きた事を「大丈夫」と言えるまで経験を積む事が自分にとって体調や精神を崩すくらい辛いようだ。
些細な言葉、褒めてる意味が含まれる言葉、自分とは関係ない言葉、それらを「大丈夫」と言う人も居なければ支えになる人も居ない。
「助けて」って言った所で結局どうにかするのは自分で、「助けて」と言った所でどうすれば「助け」になるのかもわからない状態で依存する形になると考えた。
自分から動かないと10月頃と同じになると思い、頓服を沢山飲みながらも勇気を出して普段ゲームをする友達二人に話をした。

一人の友人が言った、「自分のアピールってできる?」という言葉に自分は頭が真っ白になったと言った。
自分を立たせるにも自分を褒める点が浮かんでこない。
創作でもキャラを「嫌いな所・隠しておくべき感情」から作るので、良さを伝えにくい。
(それが良い所と思っている部分もある)
話す場面になると「過去の自分のまま進めてない」と思った。

子供の頃に家族から「ごめんね」と「頑張ってるね」ばかりを聞いた、その度に自分は苛立ちと悲しみを覚えた。
感情を殺さなくては、兄が塞ぎ込んで引きこもって姉が泣いて暴れてる家の中で自分まで何かしたら家族が困ると思った。
誰も困らせないように自分が何も言わなければ、その時間がいつ終わるのかもわからないまま、姉に「大丈夫だ」と言うことしかできなかった。
「何が大丈夫なんだ」と返ってきた言葉に何も言えなかったのが今も刺さっているのかもしれない。
いつかは覚えてないけれど、「何を考えているのかわからない」と家族に言われたことも思い出しては悲しくなる、自分でも考える事をやめていたが。
そんな記憶ばかり、大事だったかもしれない10代は何も言えない日々だった。

『言葉』で言えば「居場所が無い」とか「愛情不足」とか、色々あるのだろう。
そんな言葉で伝えられるような事じゃない、重いとか辛いとかじゃなく、もっと瞬間的な感情だ。
文字で書いて感じられる事じゃなく、目の前で言われる言葉。
自分は過去に「言葉は嫌いだ」と常々思っていた、傷つくなんて文字じゃない、殺されるくらいの言葉を自分にとっては味わってきた。
「感情を殺さなければ」と思うしかなかったのも、「何も言わなければ」と思うしかなかったのも、出したらどうなってしまうのかわからなかったからだったかもしれない。
そんなの全部言い訳じゃないか。そう言えばそう終わる。それで終わるくらいが楽だろう。

自分が精神的に脆い人間だというのは知っている、過去に起きた事を除いても感受性が高く感情的な自分は簡単に砕けてしまう。
拠り所というと大袈裟だが、創作をする事である程度自分の中でやりたい事をしている気がしている。
その創作に「触れられただけで」何故砕けてしまったのだろう。
予想外だったから?突然の事に驚いた可能性はあるが、頓服を飲む程のパニックになるのは少々過剰な気がする。
ずっと創作の話がしたいと思っていて、できるなら色んな人に聞いてもらいたくて、楽しいと思ってもらいたくて、土台を作って眺められるようにしていきたいと思って作ってきた。
「話す」と決めた時は何とか話せるのだ、そのタイミングは殆どないが。
創作にしても自分のことにしても、「聞いてもらっていい?」とか「創作の話していい?」と確認しないと話せないのだ。
「絵が好きでフォローしたなら創作の話聞きたいんじゃない?」という言葉も刺さるほど、自分の創作の話を聞きたいと思ってる人は居ないと無意識に考えているらしい。
自分のしたい話と相手の見たい部分が違うのではないか、相手のしたい話があったら一回話を止めなければ、なるべくキャラの話をしなければ、興味のあるように伝わりやすいようにしなければ、世界観の話とか地名や種族の特質なんて聞きたいか?キャラとの関係性は?何が知りたいんだ?
そんな事を考えては話す事をやめ、ただ絵を描くだけになる。

深読みのしすぎだと理解している、人と話したり自分の話をする経験不足だと解っている。
成功体験が無いからできないんだと知っている、一回の失敗で怯えているのも知っている。
そうなっても仕方ない人生を送ってきたんだと、自分でどうにか立たせる事のできない感情のコントロールができない人になってしまった。
誰かのせいにはしたくない、自分がこうしたから自分で何とかすると思っているが、一人でやるのは時間がかかる事も判っている。
前にカウンセリングで話した「導火線に火をつけて自分が居る真っ暗なトンネルを開通させたら変わる気がする」というのを信じてみるしか今の自分には道が見えない。
無謀か英断かはわからないが、わからないのが当然だ。
その間に方向性が変わってこの世から居なくならないようにだけ、気をつけたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?