「来週からドバイに行ってきます」アルバイト出身の27歳マネージャーに話を聞いてみた!
毎日自分に二日酔い!どうも人事部長のTOMです!
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ
大日本帝国の海軍大将
山本五十六の残した言葉だ。
多くの企業では、年数を重ねるにつれ
後輩や部下の指導・育成を担っていかないといけません。
𠮟りつける、怒鳴りつけるといった指導は今や昔
約1世紀前から山本五十六はこれに気づき
背中で見せるリーダーとして多くの人に親しまれ
逝去の際には皇族以外で初めての国葬を受けました。
弊社Mountain Bullも規模拡大に伴い
入社人数も増えておりますが、その指導・育成をメインで行っていたのが
アルバイト出身のマネージャー りょうへいです。
国内で経験と実績を積み、2024年10月15日
ドバイへと出発しました。
そこで今回はドバイ出発直前のりょうへいに
これまでの話を聞いてみました!
基本プロフィール
名前/りょうへい
略歴/2017年9月 アルバイトとして入社
『西新宿ふじ屋』オープニングスタッフ
4年間勤務し、地元の銀行に就職
半年勤務するも入社前に思い描いた仕事とのGAPから離職
2022年4月に社員として復帰
2022年6月に『西新宿ふじ屋』店長に昇進
2023年3月に『新宿三丁目ふじ屋ハナレ』の立ち上げを経験
以降マネージャーとして日本国内社員の教育・指導を担当
2024年10月 ドバイへ赴任
コロナで絶たれた将来の夢
ーアルバイトとして約4年 社員として約3年 もう7年も働いてるんだね
まずはアルバイト時代の事から聞いてもいいかな?
「7年間.…あっという間ですね。
僕は出身が岐阜なんですけど、
大学進学の際には既に航空系の企業に就職したい気持ちが固まっていて
MARCH 関関同立 の英語関連の学部を全部受けました。
合格したのが法政大学で、社長の田中さんの後輩になりました笑
オープニングスタッフで探して応募して、
西新宿ふじ屋のアルバイトを始めました。
当時の店長が今専務のゆっきーさんで、
厳しい時もあったけどそれ以上に楽しかったから
気付いたら4年生まで続けてました。
トムさんが入社して初めて西新宿で働くときに
ハンディー教えたの僕ですけど覚えてますか?笑」
ーそうだったっけ!全然覚えてなかった!笑
航空系の仕事に就きたいと思っていたのも初めて知った!
結局就職先は銀行だったよね?
「そうなんです、僕の就活時が丁度コロナが始まった時だったんで、
航空系は真っ先に募集がなくなってしまって。
とりあえず地元に帰ろうと思って、
地銀に就職を決めました、一応東海地方では最大手の地銀です!
親に報告した時はとても喜んでましたね。」
ーなるほど、銀行系は給与的には恵まれているイメージなんだけど
半年で退職したのは何故かな?
「確かに続けていけば平均よりも貰えることは確かです。
でもとにかく仕事がつまらなくてモチベーションが上がりませんでした。
っていうのも、
どれだけ成果を出しても評価に反映されることがなくて、
上も詰まってるんで業務の幅も狭い。
30歳40歳まで続けていけばいい目を見れるのはほとんど決まってるんですけど、
もっとやりたいと思っても残業も原則禁止で
時間が経つのを待つのは自分の性分的に無理でした笑
後はぼんやりと地方都市に限界を感じていたのもあります。
人口は減っていくし、若い層はより顕著で。
銀行員なんでバッジをつけて勤務しているんですけど、
コミュニティが狭いので自動販売機でジュースを買ったことで
「〇〇銀行の社員が仕事中にさぼってジュースを買っている」
とクレームが入ったこともありました。
息苦しいなと思って、再度上京することを決めました。
辛抱して待てば充実した人生が訪れることは見えていたけど
道は一つじゃないし、
『今』も『未来』もどっちも充実させることがベストだし出来るでしょ。って。」
地方の人口減少
Mountain Bullが国内では東京一極集中を進める理由でもある
減少が続く想定の中、東京においては2030年までは人口は増加する予測が出ている。
出来ることから少しずつ
とにかく岐阜を出たい一心で東京に戻ってきたりょうへい
当面の生活費のため、Mountain Bullにアルバイトとして再入社
その3か月後、社員登用で『西新宿ふじ屋』の社員となる
ー最初は就活の間の繋ぎって感じでアルバイトしてたよね
どうして社員になろうって決めたの?
「正社員としての勤務は半年だったんで
そこまで貯金もなくて、
居心地もよかったし一旦アルバイトとして戻らせていただけませんか?
って連絡しました。
でも当時の社員の話を聞いていると、
行員時代がばかばかしくなるくらい給与が上がるスピード感や
企業の成長スピードが速くて
『今』も『未来』も充実させたいなら
このスピード感、ありじゃない?って思いました。
アルバイトから含めてこの時5年間働いていたんですけど、
自分がアルバイト時代の最高月間売上を社員になって更新した時に
もっと出来るって自信がつきました。」
ー重視してたのはスピード感だったんだね
西新宿は坪数が比較的小さくて、少し余裕が出来てからは
育成・指導に回る場面が増えたよね
「そうですね!
入社後まずは西新宿でスタートして技術面やマインドを覚えて
他店に配属 っていう流れでしたね!
アルバイト時代から含めると7人の店長がいて
色々な教え方を実際に受けていたので、
そこに自分なりのアレンジを加えて教えるのは楽しかったです。
教えるのが得意分野かもしれない
って気づかせてくれたのは一番最初に指導を担当した たいがでした
https://note.com/recruit_mb/n/n0b4e30259c59
TOMさんがこの間アップしたnote記事でも師匠って言ってくれていて嬉しかったです笑」
ー教えるときに考えていることや大事にしていることってある?
「型にはめすぎない
ことです。
1人1人個性があって
得意なことや苦手なことも違って
すっと頭に入ってくる言葉とそうじゃない言葉がある
みんな同じ教え方で同じように伸びるなら
自分じゃなくて文章化したマニュアルの方がいいと思いますし
まずはその人自身のパーソナリティを把握することを大事にしてます。
ただ、マネージャーという立場になるからには
これをある程度細分化・標準化して
誰でも出来るように枠組みを作るのが
会社が自分に期待していることかなと思っています。」
新店立ち上げ
指導担当として徐々に実績を積み成長していくりょうへいに
初の異動・新店立ち上げの話があがったのは2023年3月
『新宿三丁目ふじ屋ハナレ』の立ち上げ店長のオファーだった
ー約6年働いた『西新宿ふじ屋』を離れるのは
愛着もあって寂しかったんじゃない?
「もちろん寂しさはありましたが
それ以上に期待感もありました!
田中さんに
「人材育成の才能あるから人事のTOMの近くに行って学んできな」
と言われて
最初は近くにいても店舗が違ったら学べないんじゃないか
とも思ったんですけど
徒歩1分の距離にいるっていうのが想像よりも影響が大きくて
毎日その日の振り返りと自分のやり方が間違ってないか
明日やった方がいいことの確認で
営業終わりTOMさんの所に行って話してましたね笑」
ーほんとに毎日来てたね!笑
俺も自店の営業が終わってもりょうへいが来るまで待ってたよ笑
「その節はすいません笑
結果新店立ち上げをやらせてもらえてとてもいい経験になりました!
オープニングで入ってくれたスタッフが他店のヘルプに行っても
しっかり教えたことを実行してくれて
会社全体が『りょうへいが落とし込みしてくれたから安心出来る』
というイメージを持ってくれたんじゃないかなと思います!
人に教えるときもそうなんですけど
インプットさせるだけじゃ、理解度もわからないし
アウトプットとセットじゃないと意味がないと実感しました
毎日インプットとアウトプットの練習をさせてもらって
今の自分があります!」
「TOMさんは覚えてないかもしれないけど、
店長になる前にTOMさんに店長ってなんですか?
って聞いたときに
「全てにおいて圧倒的であること」
って一言
自分もそうであろうと思い続けて
今でも自分の理想の店長像は『圧倒的であること』です」
ドバイ赴任
店舗営業、売上、育成
順調にキャリアを積むりょうへいに
ドバイ赴任の話が持ち上がる
「たまたま田中さんと話す機会があった時に
海外に興味があるって話をしたんです。
元々の就職希望も航空系で
そのために英語学部に進学して留学にも行って
日本で働きながらも心のどこかで
将来は海外で働いてみたいとはずっと思っていました。」
「今までやってきたことと
これからの成長の幅も見てくれて
話が進んで、ついにドバイへの赴任が決まりました。
今の気持ちですか?
もちろん未知への不安や寂しさもありますけど
それと同じくらい楽しみとワクワクがあります。
言語の壁はあるけど、仕事の仕方の基本は変わらないと思うので
困ったこととかわからないことがあれば現地のスタッフにも聞きますし
TOMさんにも連絡します笑」
「どこの誰に聞いたかはわからないんですけど
20代の間は仕事を会社のネームバリューとか年収とかじゃなく
ついていきたいと思える上司についていきなさい
っていう言葉がすごく心に残っていて
自分にとってはそれがTOMさんでした。
自分に役割をくれてありがとうございます」
現場がとにかく楽しい、譲りたくない
取材時、日本を発つ直前
来週にはりょうへいはドバイにいる
全く実感が湧かない
たくさんの感情があったと思うがそれを殺して
それだけ自然体で、きっと覚悟が決まっているからだろう
ーこれからりょうへいも海外組になるから
国内組に一言メッセージをください!
「元気に健康で楽しく
勤務年数が長くなるにつれて
本部の業務をしたいとか
現場以外の仕事をしたいと思う人もいるかもしれないけど
飲食業の主役は現場
現場がとにかく楽しい、譲りたくない
と今でも自分は思ってます
同じ気持ちを持ってくれる社員がたくさんいると嬉しいです。
ドバイ、行ってきます。」
Step by step
『ステップバイステップ。
これ以外に何か物事を達成する方法を見たことがない。』
Step by step.
I can't see any other way of accomplishing anything.
プロバスケットボールプレイヤーのレジェンド
マイケル・ジョーダンの言葉だ
才能に恵まれた人でさえ
一歩ずつ進むことの大切さを痛感している
ゴールが見えないから止まるんじゃなく
走れないなら歩こう
歩けないなら這ってでも進もう
いずれにしろ停止や後退の選択肢はない
自分のスピードで構わない
Step by step
小さくても一歩ずつ、それ以外の方法はない